018
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登録DATA
No.018
PATENT..No_20050616140352
artistyume
titleRoom
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size.jpg-12 KB
date2005/06/16(木) 14:03:52





-Room

捨てられないテレビジョン

寝室に、すいぶん古い、テレビが健在している。
雨の日には、映像の乱れが発生する。
天気になるとそれはおさまる。
いちど、裏蓋を外し分解し、
各部分の埃やさびを取り除き、すっかり綺麗にした。
それでも、やっぱり、雨の日には、映像は乱れる。
ブラウン管の寿命か、それとも接点の磨耗か。

このMITUBISI製のテレビは、
六甲アイランドに、かつてあったダイエー・バンドール店で
設計事務所開設祝いに、父親より買ってもらったものである。
今はもう、バンドールも無く、父親ももういない。
それでも、このテレビだけは、時々、故障もするけど生きている。

だから、このテレビは、そう簡単には捨てられない。
BS放送は映らない。
NHKの受信料徴集係りは、今どきそんなテレビはないでしよう。
リモコンを見せてくださいと、我が家の玄関先で喋って行った。





-芸能ジャーナリスト

メディアの業界には、
芸能ジャーナリスト、という肩書きをもつ人たちがいるということを、ここ最近に知った。
ジャーナリストといえば、政治、経済、事件などについて、
専門的知識をもつた人物がその見地から、日々変わる社会状勢をコメントする人々だと思っていたが、
芸能に関しても専門的見地から、日々コメントする人達がいるらしい。
(彼らのどういうところが専門的知識なのかよくわからない?)

芸能人(古典芸能、演芸、落語、漫才、俳優、タレント・・)やスポーツ選手などの情報が、
彼らの専門的な知識の範疇になるようであるが、
昨今の彼らは、政治問題、経済問題、教育問題までも、コメントしはじめているので、
その子細は、私にはよくわからない。
私は、よくわからないと同じに、
この部類の報道?(彼らはりっぱな報道だと自負ているふしがあるが)には、はなはだ嫌悪感を覚える。

芸能ジャーナリストという仕事があるのなら、
どんな仕事をしたくないかと問われた時に、真っ先に答えたい仕事である。
それがどんなことであれ、他人の私生活を、覗き、追いかけ廻し、つつき廻し、得た情報を記事にして、
公共の場にさらす仕事を、私は、したくないし、そんな仕事を軽蔑する。

ここ数日間の、もと兄弟相撲力士の報道に、ますます、そう思えてきた。
自分を、芸能ジャーナリストと肩書きをつけて、
テレビのワイドショーで、コメントするところを、不本意にも、見てしまったが、
まるで、自分がそういうコメントすることが、使命であるかのように、まくしたてるその姿。
また、そのコメントが、あたかも、まったくまちがいないような、いいぐさである。
はては、他局とのワイドショーとのコメント合戦をしている。

さらに、昨今では、この芸能ジャーナリストたちが、ワイドショーの中で
政治問題、経済問題、教育問題までにも、的外れのコメントを言うようになってきている。
もっとも、社会報道ジャーナリストたちだって、
この芸能の出来事に、コメントを言うように、なってきている。
評論家、タレント、弁護士、歌手、スポーツ選手、入り乱れてのコメント合戦、報道番組である。

昨今の報道番組が、芸能も社会報道も、その境目の区別がつかなかくなっているのは当然か。
そもそも、なかには、芸能ゴシップも、政治問題も報道にはちがいないから、
どんどん取り上げるべきだと唱えるアナリスト、評論家がいるのだから、さもありなんと思う。

まったく、日本の報道姿勢はどうなっているのか。
最近は、この手の部類の人間のでてこないテレビ番組があると、ほっとする。


G.No12
visitor-yume
2005/06/19(日) 15:16:56

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