010
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登録DATA
No.010
PATENT..No_DARUMA
artist夢河童
titleDARUMA
data画像ファイル
size.jpg-8 KB
date2005/06/02(木) 14:21:55





-DARUMA

「靖国参拝を止めるのは勇気を要するが、勇気を発揮するのが政治家だ。」と、
小泉首相への批判を表したのは、中曽根元首相である。

そうであろか。
否、私はそうは思わない。
中曽根元首相と歴代の首相が、そういう姿勢をとってきた来た結果、
今の日本になってしまった、ということである。
それは、単に今日の日中間や日韓間の問題を述べているのではない。
日本の外交姿勢や国家としての対外姿勢を、日本の政治が貫ぬいてこなかった結果が、
すべての諸外国に、日本に対する外交戦略の基本ベースを与えてしまった。
と、私は、個人的に見ている。

短期的な政策に明け暮れた政治のつけが今、嵐のごとく日本に押し寄せている。
中国の、インドやロシア、韓国との接触、台湾への圧力、対日政策、
6カ国会議、国連安保理事国、天然ガス開発、軍備拡大・・・・
それら最近の中国の動向を解釈すれば、そういう構図もつながって見え隠れする。
それを、本能的に嗅ぎつける能力がなければ、政治家はつとまらない。
いいかえれば、
短期的戦略、長期的戦略を同時に描く能力がなければ、政治家はつとまらない。
それができないのなら、
それがわからないのなら、すでに政治家は政治の舞台から退くべきであろう。
ロン、ヤスの時代と、今の時代の政治の変化がわからないのなら、
すでに、その役割を悟るべきであろう。
風見鶏と笑ってすむことでは、すでにない。

日本が、近い将来のアジアの勢力圏をみすえることを怠れば、対米との同盟にも影響する。
万一、力を無くした日本に、米国や諸外国がとってくる外交施策を予想できよう。
かつて、国家間の経済制裁がもたらした、先の忌わしい大戦のおもいがよぎる。
小泉首相が、単に靖国参拝を止めれば、ことはおさまると本気で思うのなら、
それは、あまりにも、短絡、軽率。
国家外交、国益とは、そういうところの凌ぎあいということであろう。





-恐れる中国

中国が、もっとも誇るものは、13億ともいわれる人口と、それを抱える広大な国土であろう。
巨大な数の人民と、その生み出す消費エネルギー、それを抱えうる広大な国土。
その将来の可能性は、インドとともに、この世紀の人類の行方さえ、にぎっているのかもしれない。
さらに、13億のエネルギーは、この地球の住環境さえ、短期に変化させる力もはらんでいるといわれる。
だからこそ、
中国がもっとも恐れるものは、その13億ともいわれる人民であるともいえる。
その恐れが、今の中国の外交姿勢、国家政策の根本にあるともとれる。
この13億のエネルギーに、ことの内容を問わず、ひとたび火がつけば、
あの国土を、ことごとくあまねく焼きつくすまで、突きすすむのかもしれない。
今、中国がおこなおうとしている政策は、
まぎれもなく、いかに13億の人民をおさえるかということでもあろう。
13億の人民をおさえることができなければ、国家の分裂、崩壊さえありえる。

わが国の外交部門は、そいうい中国の動向を、見誤りなきようにすべきであろう。
世界の動向に対応するということは、常に、正反のシュミレーションを描いておくということでもある。
中国は、将来の可能性を最も持つ国と今いわれ、各国が、それに即した外交に急速にシフトしてきている。
しかしながら、
中国がもっとも恐れるものを、シュミレートしている国が、どれだけあるだろうか。
仮に、この中国の体制が急変した時に、どんな対応をとるべきかをシュミレートしている国が
どれだけあるだろうか。
仮に、そういう事態になる兆候があらわれた時に、
日本が国家として、中国に拠出したもの、あるいは民間企業が投資した資金、施設などの、
保護、扱いを、どれだけシュミレートしているのか。
国家体制が崩壊しそうな時、あるいは、崩壊した時、日本政府はどうするのか。。
中国の現体制が日本へ援助を求めてきた時、日本政府はどうするのか。
日本政府は、その時、どんな外交をとるべきかを、今、シュミレートしているのか。
中国の今の体制が、崩壊しない、分裂しない、という保障はどこないもない。
中国の今の体制が、そういう体制でもあるということを認識しておくことも重要である。
だからこそ、
中国は、その将来の可能性をアピールし、世界を惹きつけ、その恐れを、ひた隠しにしているともいえる。
中国がその恐れを回避できなければ、一体国家としての存在も危ういと、日本の政治は見るべきであろう。
中国がもっとも恐れるものは、
今、世界がもっとも恐れるべきものなのかもしれない。
日本をはじめ、米国、ロシア、諸外国が、ひたすら追う中国の市場とは、そういうところでもあるといえる。


G.No9
visitor-yume
2005/06/07(火) 13:55:49



-ものごとの筋

遺族会会合で、その遺族会会長である古賀誠が、靖国参拝は配慮が必要と述べたという。
近隣諸国、なかでも中国、韓国などへの配慮だと報道がなされている。

そうであるなら、
この様な状況になった、おおもとの要因のひとつは、明らかに合祀である(合祀が妥当かどうかは別儀として)
遺族会の会長が、参拝延期や中止をして、配慮をすべきだと述べることは、ものごとの筋がずれよう。
遺族会会長である古賀誠が、みずからのその地位、その責任において、するべきことが、まずあるであろう。
それは、
遺族会会長である古賀誠の、ある特定戦没者の遺族の方々への問いかけであろう。
こと現在の様な状況になった、おおもとの要因のひとつである合祀を問いかけ、
近隣諸国への配慮をおこなうために、みずから靖国より離別いただくように、
遺族会の会長である古賀誠自らが、説得に奔走するべきであろう。
それが、筋道であり、ことの発端は、そこにひとつある。
しかし、
それは日本人のこころ、精神に帰することであり、
それが出来ないことを知りつつ、いなおるがごとくに、その問題を置きかえ、
マスコミや庶民うけの美辞麗句を述べるその姿は、実にずるく見苦しく、私にはうつる。
それが出来ないことを知るのなら、そのようなことを発言すべきでも、扇動すべきでもない。
常日頃、扇動政治やその行為を批判し、それを自らの政治理念としているのだろうから。

他に配慮をうながすのであれば、
まず、自らが率先してすべきことを、すべきであろう。
それが、責任者、長と肩書きのつく地位をもつ者のつとめであろう。
それが、他に配慮を求める場合の、自らの条件というものであろう。
自らのつとめを棚に上げて、公言することではそれはない。

仮に、これが、ポスト小泉をおいての発言、小泉政策へのけん制としての行動というのであれば、
それは、政治家としては、はなはだ小物というべきものの部類であろう。
これは、遺族会会長である古賀誠だけということではなく、与党野党の政治家を問わずである。
そんな部類に、この難題山積みの国政外交が担えるわけがない。


G.No11
visitor-yume
2005/06/13(月) 16:02:28

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