特色の紹介
◆言霊システム◆
ルドラの秘宝の世界の全ての言葉には、精霊が宿っていると考えられています。6文字以内の任意の文字の羅列が、精霊の力によって、いろいろな効果を発揮します。
<基本的な言霊の紹介>
イグ | 火属性・単体 | ソア | 陽属性・単体 |
イグナ | 火属性・複数 | セレ | 陰属性・単体 |
アク | 水属性・単体 | プラ | 地属性・複数 |
アクナ | 水属性・複数 | ニヒ | 無属性・単体 |
テオ | 風属性・単体 | レフ | HP回復・単体 |
テオナ | 風属性・複数 | レフナ | HP回復・複数 |
トウ | 雷属性・単体 | アニム | 蘇生・単体 |
トウナ | 雷属性・複数 | | |
言霊には一定の法則性があり、どんな種族、或いはモンスターが使っても効果は同じです。
ゲーム内特有の言霊も数多くありますが、もちろん自分オリジナルの言霊を作ることもできます。6文字以内ならどんな言葉でも、全て言霊になります。自分や家族、友人の名前でも言霊になりますし、全く意味のない文字を並べてみてもOKです。
また、F●や●Qなどの魔法もわりと忠実に効果が再現されますので、いきなりで何を作ったら良いか分からない時でも何とかなります。
◆戦闘システム◆
戦闘はターン制です。
初期状態では、ごくありふれた素早さで攻撃順が決まる設定になっています。この設定は、コンフィグ画面で以下のように変更できます。
・マニュアル |
| プレイヤーが攻撃する順番を設定します。ゲームを通してこの設定が維持されます。 |
・セミオート |
| プレイヤーが設定した攻撃順を1戦闘の間だけ維持します。
|
・フルオート |
| 常に素早さに従って攻撃する順番を設定します。(初期状態はこれになっている) |
このマニュアル・セミオートのシステムをフルに活かすことによって、戦闘をより戦略的に行うことが出来ます。
また戦闘のエフェクトも凝っていて、その場で武器を振る、或いは攻撃のエフェクトだけが表示されるのではなく、キャラクターがちゃんと敵の所まで行って攻撃します。敵もまた然り。
PS他高性能ハードが普及した今でこそ当たり前の演出ですが、SFCのRPGでは稀なことです。パーティキャラ、敵キャラの細かいアクションは、飽きの来ない戦闘に繋がるでしょう。
◆シナリオ◆
ルドラの秘宝は3人の主人公のシナリオが同時進行で楽しめます。
 | シオンの章 |
| 勇敢だけど、ちょっと無鉄砲なのが玉に瑕な戦士の章。行方不明になった師匠を捜す旅に出かけます。 |
 | サーレントの章 |
| 常に冷静沈着だけど、人の良さが災いして過酷な運命にさらされる言霊師の章。この世界に隠された真実を探求していきます。
|
 | リザの章 |
| 主人公の紅一点、明るく優しい少女の章。生まれながらにして「救世主」の宿命を背負いながらその使命の重さにも負けず、世界を浄化していきます。
|
主人公達は、自分の目的に従って行動するのですが、その際にいろいろなことが起きたり、起こしたりします。それらの出来事は、そのシナリオのみのことではなく、他の2人のシナリオにも影響します。
また、主人公Aがすでに●●を▲▲していると、主人公Bのシナリオでも●●は▲▲という状態になるが、主人公Bが先に●●を■■した場合、主人公Aのシナリオでも■■という状態になるというように、どの主人公のシナリオを先にやるかによって、イベントにも変化が出てきたりします。
おまけ
◆クリア後、更に・・・!◆
ルドラの秘宝の特異さには「言霊システム」の他にもう一つ、「意図的なバグ」というものがあります。
時々、何のためにシナリオが3つに分けてあるのか分からないという批評を聞きますが、その人はきっとこのバグを発見していないのでしょう。
実はルドラの秘宝のメインになるシナリオが3つに分かれているのは、ずばりバグによって他のシナリオに乱入するためなのです!(ホントか?!)
このバグを用いると、シオンパーティやサーレントパーティがリザの章に乱入し、挙げ句の果てにリザの章のラスボスを倒してしまったり出来ます。
また、3人の章をクリアすると、4人目の主人公デューンの章が始まるのですが、このシナリオへの乱入も可能です。本来ラストダンジョンへ行けないパーティでラスボスを倒すことが出来るのです。
このバグに価値を見いだせる人と見いだせない人がいるでしょうが、これを「面白い!」と感じた人にはきっと、2度(或いはそれ以上)に楽しめるゲームになるんでしょうね。