2002年11月02日

理想郷的温泉

 このところ、たま〜に、家族で温泉に出掛けている。
 実は私は温泉が基本的に嫌いである。いや正確に言うと、「温泉に入るのは好き」だけど「温泉でヒトと入るのが嫌」なのだ。

 ま、事情は察していただきたい。
 湯船や、洗い場で「あ〜、林田さん。」なんて声を掛けられたくないのです。掛けるのは「お湯」だけにしていただきたい。
 街中で声を掛けられることは、別になんてことはないのだけれど、こと「風呂」で、出し抜けに、知らない人とは裸の付き合いをしたくはないのです。

 とくに温泉なんて、なんか、いろんな面倒くさいこと考えずに「ゆっくり」「まったり」したいじゃないですか。
 だから、私はなるべく、NBCの電波の届かない地方の温泉に行くようにしているのデス。

 そうしたなかで、近場で、私のお気に入りの温泉があるのです。
 込み合ってなく静かで、清潔で、純和風で適度な広さでって、いうことなし。

 とにかくボーーーッとできる空間。

 考えてみれば、これって難しい条件なんですよ。良いとこって必ず人も多いでしょ?
 もちろん、それがどこか言うつもりはありませんけどね。内緒、内緒。