報道センターで、長崎で伝統的な注連縄を作っていらっしゃる方の仕事を紹介した。
これが息を飲むくらいに美しい。
結び、折り、家紋や地紋などの意匠。
日本のデザインとは精巧で、大胆で、緩急があって。
洗練され、センスの良いものか。
熱い地方や寒い地方。四季折々の変化みたいな「微妙な変化」が、美学としてそこに見えてる。
凄いよ、日本人。
で、最近思う。こういう日本人が持ってた美意識を、我々、現代の日本人はどれくらい引き継いでいるのだろうか?
注連縄の美学を受け継いでいる人は、地元に殆どいない。その方がいなくなれば、だーれもあの美しい形を作れなくなるのです。
これでいいのか、日本人。