2002年12月20日

完済

 奨学金。

 大学卒業と同時に百万円ほどの借金の返済が始まった。年に一度12月。
 それが、今年で完済。
 最初、長い年月かかるナァ、と思っていたが、その時が来たわけだ。
 ということはあの頃思っていた、随分先まで、私は来てしまった。
 「昭和は遠くなりにけり」の草田男ではないが、「大学は遠くなりにけり」。

 肩の荷が下りた気はしたが、「楽しかった学生生活」と「若かりし自分」との繋がりが何か切れた気がした。