釣行報告

NO.45 荒川・平井大橋上流の手長エビ、惨敗!

以前から「釣れる」と聞いていた荒川の手長エビ。行こう行こうと思いながら、機会を逸していたが、先日、多摩川の“対戦”で圧勝した友人から、リベンジ戦の申し入れ。こいつは、行かずばなるまいと、場所を荒川に設定した。

荒川に詳しい仕事仲間から「平井大橋上流右岸側のワンドがいいよ」との情報を得て、過日出掛けた。

当日の天気予報は、「午後9時頃から雨」ということで、日中は大丈夫と踏んで潮見表を見ると、午前10時30分が干潮。そこで、上げ潮が効き始める11時過ぎを目標に中野を出発。途中、遠回りをして中川に架かる橋の袂の釣具店で赤虫300円(2人で使っても200尾ずつの手長エビが釣れそうな量)を買って、正午過ぎに釣り場に到着した。

河川敷には駐車場があり、無料で停められることに感激しながら、釣り場に下りた。日曜日だったため、教えられたワンドの奥には、何人もの釣り人が陣取っていたが、小生はその脇に入ることが出来た。しかし、友人は、水辺に降りず、高さ1m程の護岸から竿を出した。

 

竿を出してから気が付いたのだが、小生の下りた水辺には沖をボートやジェットスキーが通る度に波が打ち寄せ、その度に竿が流されそうになる。

「ヘヘヘッ、釣れた」。小生が、出した3本の竿と波打ち際で格闘している間に1尾目を釣った友人が、目の前に釣れた手長エビをかざして見せた。

釣れた手長エビをハリから外し、もう1本の竿を上げた友人が、「また釣れた」と2尾目をゲット。この期におよび、小生も護岸上に場所を替えた。移動をしている間に3尾目を釣った友人が、笑いを堪えながら小生の顔を覗き込む。

「ムムムッ、許さん!」とウキを必死に見つめるが、一向にアタリは来ない。すると、午後9時まで降らないはずの雨が降り出した。準備のいい友人は、サッサとカッパを着込み、4尾目を釣り上げた。次の瞬間、小生のウキにもやっとアタリが来て、卵を抱えた雌の手長エビを釣り上げた。

その後、アタリは頻繁になったが、釣れてくるのは、7、8cmに育ったデキハゼとダボハゼばかり。そこで、仕事仲間に教わったもう一つのポイント(総武線鉄橋右岸側下流)に小生だけが、竿1本を持って様子を見に出掛けた。

そこは木枠の中に石が投げ込まれた護岸が造られており、確かにいい感じのポイントだったが、2、3度仕掛けを入れている内に根掛かりしてハリを取られてしまった。ハリを取りに帰り、再びその場に戻る気力もなく、うな垂れて引き揚げた。

 

元の場所に引き揚げると、友人は5尾目を釣り上げていた。それも10cmを軽く超える大型である。しかし、「ハゼとダボハゼが多くてダメだね」と言う。雨脚も一向に衰える気配がなかったので、1尾対5尾の屈辱的敗戦を認めざるを得なくなった。

帰りがけ、昨年までの小生のホームグラウンドだった江戸川区の新左近川に寄ってみたが、底石に泥が被り、手長エビの姿が見えなかった。あの様子では、大雨でも降って、被った泥が流されるようなことでもなければ、期待出来そうもない印象を受けた。

このままでは済まさぬ!リベンジ戦は、江戸川で!!

 

今回の釣り場

 

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