競馬雑記帖

NO.31  哀れウインプレスト、去勢される!

早ければ夏の新潟競馬でデビュー出来そうだと聞いていた今年の小生のPOGの1頭、ウインプレストが、入厩1週間で去勢されることになってしまった。「耳を絞って馬っ気を出して危なくてしかたがない」と言うのが、去勢の理由らしいが、いかに“経済動物”のサラブレッドとは言え、せめてもう少し様子を見てやってはくれないものだろうか。図体はデカくても2歳馬は、幼稚園児みたいなもの。突然新しい環境に放り込まれればキョロキョロもすれば、多少暴れてやんちゃもするだろうに…。

 

ご存知の方も多いと思うが、我が国では「せん馬」は、クラシック競走には出走出来ない。したがって、もし彼がとてつもなく強い馬であっても絶対に2006年ダービー馬にはなれない−ということになる、イヤ、もうなってしまったのだ。

毎日、牛や豚の肉を食らっている以上、馬だけが特別などと言うのは偽善者以外の何者でもないことは、百も承知しているつもりだが…。ウインプレスト哀れ−と思うのは単なるセンチメンタリズムだろうか。

 

かくなる上はウインプレストよ、デビューと同時に連戦連勝、「どうしてこんな走る馬を…」と厩舎関係者が、天を仰いで後悔する姿を見て憂さを晴らそうではないか。かくなる上はウインプレストよ、デビューと同時に連戦連勝、「どうしてこんな走る馬を…」と厩舎関係者が、天を仰いで後悔する姿を見て憂さを晴らそうではないか。

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