競馬雑記帖

NO.25  POG待望の1勝!!

久し振りに参加したPOGゲームの小生の持ち馬、ニシノアレックスが3戦目にして勝ってくれた。父はサンデーサイレンス、母の父はヌレイエフという超良血である。500kgを超える雄大な馬体にダービーを夢見たが、初戦10着のデビュー、2戦目には少し頑張って5着したが、この時点で「ダービーは???」と半ば以上諦めた。しかし、競馬を使ったにも拘らず、2戦目に6kg、3戦目にも8kg増えた体で出走してきた。毎週熱心に稽古(調教)をしているにも拘らずである。腹回りや腰回りは、明らかに発達途上でなりこそデカイが明らかに子供である。競馬ぶりも全く未熟で、勝ったレースもスタート直後は後方をトボトボと走り、「またダメか−」と覚悟したほど。

ところが、向こう正面に出るや、いきなり脚を使い、スルスルと上昇、4コーナー手前で早くも先頭、ストライドは大きく、ダイナミックな走りは、良血の一端を垣間見る思いにかられたが、「これはヤバイ」とすぐに思い直した。3コーナー手前から追い上げて脚を使っている。成り行きとはいえ、明らかに仕掛けが早過ぎる。「これではゴールまで持つまい」と覚悟して見ていたが、首差まで詰め寄られたものの凌ぎ切ってしまった。タイムも誉められたものではなく、相手にも恵まれていたことは否めない。しかし、欲目を差し引いても、相当に強い競馬であった。

 

騎手や厩務員の後日談では、「ダート変わりが良かった」という論調が目立ったが、血統、馬体、走り方、全てが芝向きと思えるのは、やはり欲目なのだろうか。あの馬体が20kgほど絞れ、腰回りがしっかりした暁には大仕事をするかも知れない−小生の頭の中には、そんな思いが渦巻いている。ゲームとは言え、久し振りに勝ち馬の馬主気分を味あわせてくれたニシノアレックスにまずは感謝、感謝である。

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