競馬雑記帖

NO.17  負けても凄いコスモバルク!

ダイワメジャーの究極の出来の良さに一敗地にまみれてしまったコスモバルクだが、あらためてその非凡さに魅せられた。彼が上がり3ハロン(600m)に使った脚は、何と33秒8。1ハロン(200m)でも12秒以上かかっていれば、まず不可能な数字である。つまり、彼は最後の3ハロンの全てを1ハロン11秒台で走ったのである。五十嵐騎手を攻めるのは酷ではあるが、彼がもしバルクの力を最大限に引き出す騎乗をすれば、間違いなく完勝していたはずだ。ダービーでは、バルクの力を信じ、他馬をねじ伏せる騎乗をしてほしい。

 

予断になるが、コスモバルクの値段は、この日登場した18頭中、最低の400万円である。武豊騎手が乗ったSS産駒、ブラックタイドは9,700万円である。

 

コスモバルクよ、ダービーでは、君を見くびった人間どもをあざ笑うかのような快走をを見せてくれ。小生は、この先どんな馬が出て来ても、ダービーで君を頭にした馬券以外を買うつもりはない−と、今から宣言しておこう。

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