2004年の予想と結果

第71回日本ダービー(東京優駿)
GI・3歳OP 東京 芝2400m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 マイネルマクロス 57 後藤
2 ヴンダー 57 柴田善
2 3 マイネルブルック 57 藤田
4 ダイワメジャー 57 デムーロ
3 5 ハーツクライ 57 横山典
6 アドマイヤビッグ 57 武豊
4 7 マイネルデュプレ 57 内田
8 メウショウムネノリ 57 福永
5 9 コスモバルク 57 五十嵐
10 フォーカルポイント 57 田中勝
6 11 グレイトジャーニー 57 小牧太
12 キングカメハメハ 57 安藤勝
7 13 スズカマンボ 57 武幸
14 キョウワスプレンダ 57 佐藤哲
15 コスモサンビーム 57 四位
8 16 ホオキバウェーブ 57 岡部
17 ハイアーゲーム 57 蛯名
18 ピサノクウカイ 57 オリヴ

さあ、ダービーである。意外な結果ばかりが続いている今年のクラシックだが、ダービーだけは馬券が当たっても外れても納得いく結末になってほしいものである。

キングカメハメハの前走には、正直ビックリさせられた。勝ちっぷり、タイムとも文句なし、急激な成長ぶりを認めざるを得ない。しかも鞍上は安藤勝己である。おそらく1番人気確実であろう。ここも完勝するようなら、キングマンボの最高傑作になる可能性もありそうだ。しかし、激走のGIから中2週のローテーションはどうしても気になる。調教時計も前走の坂路51秒台から54秒台にトーンダウンしている。また、前走は確かに余裕の勝ち方に見えるが、あまりにも鮮やか過ぎる。もしかすると、この馬、稀代のマイラーかもしれない。勝たれることも覚悟で単穴とした。もう1頭、左回りだと明らかに走り方が違うハイアーゲームも魅力的だ。カメハメハ同様、前走の勝ちっぷりは圧倒的で、しかも今回と全く同じ舞台での好タイム、真っ直ぐ走らない(前走もよれていた)馬だけに、外枠もプラスになりそうだ。さらにもう1頭、気になる馬がいる。もしかしたら、今年の3歳馬で最も強いかもしれないアドマイヤビッグだ。約半年振りの前走も4コーナーまでは完璧な競馬をしており、鞍上も加味すれば、今回は好勝負する可能性も十分ありそうだ。しかし、本命はやはりコスモバルクを取りたい。明らかに不利な条件の中、その強さは際立っており、ここは完勝してほしい。心配は大舞台が初めての鞍上だけ。少なくとも今度はダイワメジャーには負けまい。馬券的に最も面白いのがマイネルマクロス。今回も皐月賞同様1枠に入った。今度こそ逃げるだろう。この馬が逃げれば、オークスのような競馬にはならないはず。コスモバルクが、直線半ばまで“可愛がれば”ギリギリ2、3着に粘れるかもしれない。

ダービーだけに馬単を勝負馬券に3連複を押さえたい。それではグッドラック。


・ 馬単
9から4、12、17、6、1へ5点。
・ 3連複
9、4固定で1、6、12、17へ4点。

結 果

払戻金・給付金
単勝 12 260円 1番人気
複勝 12 150円 2番人気
5 380円 5番人気
17 190円 3番人気
枠連 3-6 1,600円 8番人気
馬連 5-12 2,490円 8番人気
ワイド 5-12 970円 8番人気
12-17 390円 3番人気
5-17 1,120円 9番人気
馬単 12-5 3,250円 11番人気
3連複 5-12-17 3,460円 7番人気

う〜ん、結局、今年のクラシックはひとつとして“正攻法”の結果には終わらなかった。キングカメハメハは、問答無用に強かった。GI戦から中2週、少なくとも万全な状態ではなかったはず。にもかかわらずレコードでの完勝である。その強さは紛れもなく本物と認めざるを得まい。これでエルコンドルパサーを超えてキングマンボの最高傑作の道を確実に歩み出したように思う。今後は菊花賞などには行かず、天皇賞・秋、JC、有馬記念と進み、来年は凱旋門賞にチャレンジしてもらいたい。完調ならば世界の名馬たちと伍してもヒケはとらないはずだ。

コスモバルクは、五十嵐騎手を責めるのは可哀想だが、心配が的中してしまった。武豊騎手か安藤勝己騎手が乗っていたなら、違った結果になっていたように思うが、それでもキングカメハメハには敵わなかっただろう。1度ゆっくり休ませてやりたい。彼は紛れもない名馬である。JRA各馬と同じ条件で走らせてやることは出来ないものか。

マイネルブルック、コスモサンビームの2頭が故障、少々後味の悪い結果になったが、キングカメハメハの強さだけが、印象に残ったダービーだった。


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