2004年の予想と結果

第65回優駿牝馬(オークス)
GI・3歳牝OP 東京 芝2400m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 スイープトウショウ 55 池添
2 セカンドノホシ 55
2 3 ラグレスロマニー 55 小野
4 ドルチェリモーネ 55 安藤勝
3 5 ダンスインザムード 55 武豊
6 ヤマニンアラバスタ 55 江田照
4 7 アズマサンダース 55 四位
8 アズマサンダース 55 蛯名
5 9 ギミーシェルター 55 柴田善
10 フレンチアイディア 55 勝浦
6 11 メイショウオスカル 55 後藤
12 ウイングレット 55 田中勝
7 13 ダイワエルシエーロ 55 福永
14 マルカフローリアン 55 吉田豊
15 レイナシンフォニー 55 石橋守
8 16 グローリアスデイズ 54 岡部
17 レディインブラック 55 北村宏
18 シルキーフレンド 55 菊沢徳

台風一過のオークスとなった。この1週間、スポーツ新聞各紙は、ダンスインザムードのあら捜しと逆転馬指名にやっきになっていたが、全て徒労に終わるはず。来週のダービーに出走したとしても2kg貰えば、コスモバルクを始めとする牡馬陣と互角以上の勝負をしたと思っている。ここは完全な2着探しの競馬。

勿論、馬が生き物である以上、人知の及ばぬファクターもあり、競馬に100%はない。しかし、予想の段階でこの馬に◎以外の印を付けるのは、天に唾するに等しい。対抗には、人気はないが、(6)ヤマニンアラバスタを指名する。2走前のフラワーカップでダンスインザムードを最後の3ハロンで0.4秒上回る脚を使っており、印象よりもずっと強い馬である。桜花賞は馬体重減で出遅れと二重のマイナスがあってのものと信じる。ここは2着争いの筆頭と評価。

同厩舎のヤマニンシュクルが人気を集めているが、前2走で(8)アズマサンダースに完敗しており、明らかに人気先行、ここは無印(4,5着か)でいいだろう。

恐い馬が2頭いる。血統的に最も魅力的な(16)グローリアスデイズと東京の12ハロンがピッタリと思われる(17)レディインブラックだ。スイープトウショウは名馬だが、エンドスィープの子が東京の12ハロンのGIで勝ち負けするとは思えず、ヤマニンシュクル同様軽くみた。

後では、(4)(11)(12)に2、3着の可能性がありそうだ。ここは、馬単を勝負馬券に3連複を押さえに回したい。


・ 馬単
5→6を大本線に8、16、17に少し。
4、11、12は押さえで合計7点。
・ 3連複
5、6固定で8、16、17本線に4、11、12に
5、8固定で16、17を押さえて8点。

結 果

払戻金・給付金
単勝 13 2,140円 6番人気
複勝 13 550円 7番人気
1 400円 4番人気
6 510円 6番人気
枠連 1-7 6,700円 20番人気
馬連 1-13 10,080円 23番人気
ワイド 1-13 2,700円 31番人気
6-13 3,140円 34番人気
1-6 3,240円 35番人気
馬単 13-1 30,430円 64番人気
3連複 1-6-13 63,460円 128番人気

「競馬は強い馬が勝つのではなく、勝った馬が強い」と言う言葉があるが、せめてGIでは,強い馬が強い競馬で勝ってもらいたい。

これまでクラシックに全くと言ってよいほど無縁だった“ダイワ勢”だが、今年はダイワメジャーが皐月賞を勝ち、ダイワエルシエーロがオークスまで勝ってしまった。勝負事の勢いとはこういうものなのだろう。

勝ったダイワエルシエーロに文句を言うつもりはないが、ダンスインザムードは明らかに体が緩んでいた。+14kg自体は問題はなかったと思うが、あの入れ込みはこれまでになかったこと。戦前、フケ(発情)の噂も飛んでいたが、真偽の程は定かではない。また、大きく出遅れて3着に追い込んで来たヤマニンアラバスタも激しく入れ込み、馬体重こそ+2kgだったが、腹が巻き上がりギリギリの体に見えた。この両馬がまともな状態だったらば…。しかし、それが競馬である。スイープトウショウは、能力の高さで2着に来たが、明らかにマイラー(本当に距離をこなせるならダイワエルシエーロには負けないはずだ)。今後はマイル路線に進路をかえるべきと思うが…。

今年のクラシックは、何かがおかしい。ダービーくらいはまともに−と思うが、あまり自信がなくなってきてしまった。


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