2004年の予想と結果

第39回天皇賞(春)
GI・4歳上OP 京都 芝3200m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 ザッツザプレンティ 58 安藤
2 ナリタセンチュリー 58 吉田豊
2 3 ダービーレグノ 58
4 ウインブレイズ 58 木幡
3 5 サンライズジェガー 58 福永
6 イングランディーレ 58 横山典
4 7 ウインジェネラーレ 58 蛯名
8 シルクフェイマス 58 四位
5 9 チャクラ 58 後藤
10 ファストタテヤマ 58 安田
6 11 ネオユニヴァース 58 デムーロ
12 マーブルチーフ 58 池添
7 13 ナムラサンクス 58 渡辺
14 リンカーン 58 武豊
15 カンファーベスト 58 藤田
8 16 ゼンノロブロイ 58 オリヴ
17 ヴィータローザ 58 岩田康
18 アマノブレイブリー 58 小牧

久し振りに充実したメンバーの天皇賞になった。しかし、16ハロンという現代離れした距離はそろそろ何とかならないものか。ステイヤー血統の馬が減りつづける現状を考えると3200mの競馬に大きな意味は見出せない。

さて、この競馬が12ハロンの競馬ならどんな競馬になってもゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、リンカーンの3頭が1〜3着になるはずだ。小生は成長に若干不満はあるものの最も強いのはゼンノロブロイだと思っている。

しかし、16ハロンの競馬ということになれば、全く変わってくる。ザッツザプレンティに安藤勝己が乗る以上、この競馬が2000m、あるいは2400mの競馬になるとは思えず、ゼンノロブロイ、ネオユニヴァースには、辛い競馬になるはずだ。ネオには、多少の望みはありそうだが、ステイヤーの競馬になれば、リンカーン、ザッツには遅れをとりそうだ。この4頭と、他馬の間には相当の差があり、無欲で後方から脚を伸ばした際に、2、3着に食い込むのがやっとだろう。その候補は、昨年の2着馬サンライズジェガー、究極の上がり馬シルクフェイマス、そして馬体からは考えられない(540kgの巨漢。これほど大きなステイヤーはまずいない)が、父タマモクロスの血が騒げばウインジェネラーレの3頭だろう。

いずれにしても勝負馬券は、豊、アンカツの1点。豊がゴール前でアンカツを差す競馬をすれば、他馬が連対に食い込むのは、相当難しいと思う。波乱になるとすれば、豊がアンカツを早めに交わしに行った時だけで、その際は穴馬3頭が2、3着に入ってくるかも知れない。


・ 馬単
14⇔1を大本線に14から11、7、5、8の6点。
・ 3連複
14、1固定で11、7、5、8へ
14、11固定で7、5、8へ合計7点。

結 果

払戻金・給付金
単勝 6 7,100円 10番人気
複勝 6 1,930円 12番人気
16 320円 4番人気
8 500円 5番人気
枠連 3-8 8,960円 23番人気
馬連 6-16 36,680円 50番人気
ワイド 6-16 9,050円 54番人気
6-8 10,170円 59番人気
8-16 2,000円 18番人気
馬単 6-16 75,650円 89番人気
3連複 6-8-16 211,160円 206番人気

父ホワイトマズル、ブルドメアサイヤー・リアルシャダイ...イングランディーレは今時珍しい極めつけのステイヤーである。春の天皇賞馬に輝いても何の不思議もない血統背景を持った馬である。負け惜しみではなく、印を付ける段階で頭を過ぎったが、リンカーン、ザッツザプレンティには、そんな血統背景だけでは太刀打ちできない凄みを感じていたし、安藤勝己が、逃げるイングランディーレを2、3コーナーで交わす競馬を想定した小生は、とても印を打てる馬ではなかった。

結局、イングランディーレだけがステイヤーとしての競馬(現に16ハロン中、13秒以上は最初の1ハロンと5ハロン目だけ。最後の3ハロンを11.6、12.1、12.4で走っている)をしたということである。4強中、最も距離に不安があったゼンノロブロイが2着したが、7馬身差では距離を克服したとはとても言えない。それにしても、ネオユニヴァース10着、リンカーン13着、ザッツザプレンティ16着とは...。

「馬は生き物、それが競馬」と言ってしまえばそれまでだが、GI競馬では、あってはほしくないことである。シルクフェイマスやチャクラ、ナリタセンチュリーが彼らよりも強いと思う競馬ファンはいないだろう。少なくともGI競馬において、超一流馬は惨敗してはいけない。つまり彼らは超一流ではなかったということである。それに気付かなかったこちらが悪い−結局はそういうことである。


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