2004年の予想と結果

第64回皐月賞
GI・3歳OP 中山 芝2000m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 マイネルマクロス 57 後藤浩輝
2 メイショウムネノリ 57 武幸四郎
2 3 コスモサンビーム 57 D.バルジュー
4 カリプソパンチ 57 岩田康誠
3 5 フォーカルポイント 57 横山典弘
6 キョウワスプレンダ 57 佐藤哲三
4 7 ブラックタイド 57 武豊
8 メウショウボーラー 57 福永祐一
5 9 ミスティックエイジ 57 池添謙一
10 アポインテッドデイ 57 江田照男
6 11 グレイトジャーニー 57 小牧太
12 マイネルブルック 57 藤田伸二
7 13 メテオバースト 57 内田博幸
14 ダイワメジャー 57 M.デムーロ
15 マイネルデュプレ 57 柴田善臣
8 16 ハーツクライ 57 安藤勝己
17 スズカマンボ 57 蛯名正義
18 コスモバルク 57 五十嵐冬樹

3冠がスタートする。コスモバルクは何と大外になってしまったが、全く心配ない。鞍上さえ落ち着いて乗れば楽勝するだろう。心配は騎手だけ。バルクの3冠を阻止できるのは、オークスを捨ててダービーに駒を進めてきた時のダンスインザムードだけだろう。2kg差があれば互角の勝負をするかもしれない。ここは間違いなく2着争いのレース。コスモバルクには血統を越えた強さを感じる。何とか無事に3冠レースに出走してもらいたいものだ。問題の2着争いだが、2000mまでならメイショウボーラーでいいと考えていた。しかし、中間フレグモーネで4日間稽古を休んでおり、致命的なマイナス。クラシックでは、順調さが何より優先される。それでも2、3着争いには加わるだろう。この馬に先着しているのは、絶好調だった時のコスモサンビームとバルクしかいないのだ。評価よりもずっと強い馬である。

ボーラーに一頓挫あったことで2着争いが混沌としてきた。人気のブラックタイドは武豊騎手ということもあり、有力ではあるが、人気ほどの信頼性はない。むしろ、同じSS産駒でも血統的にスケールの大きさを感じるメテオバーストに魅力を感じる。この馬を2着争いの筆頭としたい。後ではマイネルブルック、マイネルデュプレ(前走の上がり33秒3という時計はフロックで出せるものではない)だが、共に60日以上のレース間隔があり、心配が残る。最大の穴馬は、ボーラーが“壁”になった時のマイネルマクロス。明らかに“下馬”だが、中山の1枠1番から逃げればギリギリの2、3着があるかも知れない。ボーラーが後のバルクを意識したレースをすることは明らかで、穴をあければこの馬しかないだろう。

ここは馬単が勝負。馬連は必要なく、3連複を押さえに回した。


・ 馬単
18から13、8、7を本線に15、12、1を押さえ、計6点
・ 3連複
18、13固定で8、7、15、12、1へ。
18、8固定で7、15、12、1へ計9点。
※勝負馬券は馬単の本線3点!

結 果

払戻金・給付金
単勝 14 3,220円
複勝 14 660円
18 150円
8 370円
枠連 7-8 1,510円
馬連 14-18 4,660円
ワイド 14-18 1,560円
8-14 4,370円
8-18 750円
馬単 14-18 15,290円
3連複 8-14-18 20,610円

「生涯1度の大駆け」。ダイワメジャーの快勝を説明する言葉はそれしか見当たらない。サラブレッドは、1頭として能力が全くない馬はいなく、皆選ばれた馬たちである。持っている絶対能力に大きな差はない。時として、その力が発揮され、大きな「仕事」をすることがある。この日のダイワメジャーは、まさにそれだったのだろう。前日のTV番組の中で井崎脩五郎氏が、ダイワメジャーの調教を称して「こんな凄い調教は久しぶりに見た」と言っていたが、見事である。まさに生涯最高の出来だったのだろう。しかし、調教などつぶさに見ることが出来ない小生には、絶対に買えない馬券である。

また、コスモバルクは、3冠の権利を失ってしまったが、彼に対する評価は全く揺らいでいない。凄い馬である。20時間近い輸送を乗り越え、あそこまでの競馬が出来る馬は小生は知らない。必ずや第71代ダービー馬になると信じている。もう2度とダイワメジャーに負けることはないはずだ。

メイショウボーラーも強い競馬をしたが、やはりマイル路線に切り替えた方がよさそうである。馬券は取られたが、負け惜しみではなく、あまり口惜しくはない敗戦だった。


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