2003年12月11日

消え行く家電

ウチのVTRが寿命を迎えた。
カミさんが社会人になった頃に買ったシロモノだからほぼ10年使った。

で、新しいものを買いに電器店に行った。
欲しいのは「VHSのVTR」。
BSもCSも要らない。
DVDのプレーヤーは持っているからダブルデッキなんて要らない。
ハードディスク録画機じゃ、これまでに録画したテープが観られなくなる。

だから、単純なVTRが欲しかったのです。

それがね。ないんですよ。
いや、正確に言うと、ないことはないんですけど、選択の余地がないんです。

店の人に聞きました。
「VTRってこれだけしかないんですか?」
「そうなんです。最近はVTRだけの機種ってメーカーも作らないんですよ。DVDかハードディスク対応ばっかりですね。」
「どうしてですか?」
「売れないからです・・。」

まただ。以前ここに書いたことがあるけれど、画質や音質がいいという理由でメーカーはどんどん規格を変え、新しい家電品を購入させる。

確かに私も乗せられ、DVDのプレーヤーはあるし、パソコンには録画機能もついている。
でも、同時に、小遣い貯めて買ったLDもあるし、古いVHSのテープだってあるんだ。
対応できる家電がないと、それらはみんな見られなくなってしまう。
困ったもんだ。