釣行報告

NO.57 多摩川の手長エビ

昨年の梅雨時、いい思いをした多摩川の手長エビ。「この間、様子を見に出掛けたら、短時間で大型4尾!」と友人の遠ちゃん。それっとばかりに豚児を誘って出掛けた。

遠ちゃん宅で合流して、大型4尾を釣ったという釣り場(東名高速道橋の上流左岸側)に向かった。「あれっ、この間よりも1m近く水が減っている」。釣り場に着くやいなや遠ちゃんが叫んだ。イヤ〜な予感がしたが案の定、全く不調。3時間近く粘ったものの遠ちゃんが2尾釣っただけで、小生も豚児もオデコ。

「やっぱり、去年やった場所(京急線鉄橋上流右岸側)の方がいいかも…」と遠ちゃん。手長エビ釣りのオデコは洒落にならない。数日後、再び豚児を誘って、昨年の釣り場で遠ちゃんと合流した。

 

午後9時過ぎに着くと、丁度ソコリ(干潮)にぶつかってしまった。好ポイントである消波ブロックの“穴”には水がなく、仕方なく消波ブロックの先に仕掛けを沈めた。

頭の部分が丸くなったケミホタルをウキ代わりにして、キジ(ミミズ)餌で釣り始めた。仕掛けを入れるとすぐにアタリが来たが、水面に引き揚げる寸前にバレてしまい、立て続けに3尾バラしてしまった。

先着していた遠ちゃんは、「ウナギを釣る」と言って、2本のウナギ用の竿を出していた。傍らで手長エビを狙っていたが、「あちゃ、またバレた」と小生同様バラシの連続。潮がない(引き潮)ためか食いが浅いようだ。

30分程すると、少しずつ潮が上がり始め、途端に食い込みがよくなった。10cm級、12cm級と良型2尾を釣り上げたところで、「釣れた!」と豚児。仕掛けの先に10cm級の手長エビが躍った。

 

その後も5回に3回はバラシといった釣れ方だったものの、3人ともにボツボツと釣れ、1時間余りの間に小生が7尾、遠ちゃんと豚児が6尾ずつの手長エビを釣り上げた。7、8cm級が2、3尾交じったが、他は10cm以上の良型だった。

水中を覗くと、あちらこちらにブドウ色の目(手長エビは夜間ライトで照らされると、目がブドウ色に光る)が見え、相当群れは濃い−と感じた。上げ潮時を狙えば、かなりの数釣りも期待出来そうだ。

因みに遠ちゃんのウナギ用の竿に付いた鈴は、チリッとも鳴らなかった。

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