釣行報告

NO.49 1ケ月振りに木更津へ

7月上旬、木更津の船着き場にハゼ釣りに出掛けて丸1ヶ月、同じメンバー3人(小生、コバブー、遠ちゃん)で再び出掛けた。当日は、台風5号が日本海側を北上していたこともあり、南西の強風が吹いていた。

この日の潮回りは、午後2時半過ぎが干潮。そこで、当初の予定は、午前中に富津の新富水路で立ち込み釣りをして、午後、木更津に移動して船着き場を狙うつもりだった。ところが、アクアラインのトンネル部分から“海ホタル”を出た途端、車が横風で揺れた。東京湾には白波が立ち、富津岬近くの新富水路での立ち込み釣りは無理と判断、金田出口で降りて、船着き場に向かった。

木更津港近くの釣具店で餌のジャリメを買って、午前8時半過ぎに7月に出掛けた船着き場に到着。すると、相棒のキヨシと小生の共通の友人である剣道の達人が、竿を出していた。

午前5時から新富水路で竿を出し、10尾程釣ったが、横殴りの風も強く、昨年よりはいくらかよかったものの魚影は、期待した程濃くなかったということで、たった今、ここへ移動してきたとのこと。

“四者四様”のポイントで竿を出したが、道路下でエンコ釣りを決め込んだコバブーが一番好調だった。そのため、小一時間で全員が道路下に集結した。

午前10時を過ぎた頃、“達人”が残った餌を置いて引き揚げて行った。この頃になると、下げ潮が効き始め、ミオ筋(船道)を中心に潮がガンガン流れになってしまった。それでもハゼの食いは好調で、午前11時過ぎまでに3人合わせて束(100尾)近くのハゼを釣り上げ、12、13cm級の良型も2割程交じっていた。

 

「バーベキューをしよう!」。常にマイカーにキャンプ道具一式を積み込んでいる遠ちゃんの提案で、午後の上げ潮が効き始めるまでの時間を利用して、小生が“ハゼ丼”を作ることになった。

木更津の街に出てスーパーを探し、ご飯に油、天汁、小麦粉に野菜などを買い込んで、船着き場近くの空き地で“お店”を広げた。遠ちゃんが、炭火を熾している間に小生がハゼを背開きにして準備完了。

背開きにしたハゼに小麦粉を付けて揚げ、濃いめの天汁に潜らした奴をご飯に乗っければ出来上がりだ。これが、自分で言うのもなんだが、実に美味い。同じように作った“ヤマメ丼”も美味いのだが、これで両方を味わったコバブー曰く「こっちの方が美味い!」とか。

シイタケやアスパラガスも焼き、さらにウインナーソーセージも焼いた。さらにはトウモロコシに手羽先も焼いて3人共、大満足だった。

午後3時半を回り、上げ潮が効き始めたのを期に再び竿を出す。午前中程ではなかったものの良型交じりでボツボツと釣れた。しかし、もう1箇所の船着き場の様子も気になったので、“お店”を畳んで、最後の1時間はそちらに移動した。

東京湾口に向かって500m程行った所にあるその船着き場は、かなり大規模だが、足場はよく釣りやすい。この頃になっても、相変わらず風は強く、竿先が煽られて釣り難かったが、それでもハゼはボツボツと釣れた。しかし、最初の船着き場に比べると、全般的なサイズは明らかに小さく、10cmオーバーはほとんど交じらなかった。

結局、この日3人で釣り上げたハゼの合計は2束(200尾)を超えた。9月になれば小型でも10cm、大きなものは15cm級に育つはず。「その頃、又来よう!」と話しながら夕闇迫る釣り場を後にした。

 

今回の釣り場

 

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