釣行報告

NO.43 今シーズン初の手長エビ

「先週の土曜日に六郷で7尾釣って来たよ。新左近川も荒川もHPを見る限りパッとしないようだから、多摩川に行こうよ」という友人の誘いで、初めて多摩川に出掛けた。ここ2、3年、新左近川と江戸川以外では手長エビを釣っていないだけに少々不安だったが、短時間で7尾釣れたのなら大丈夫と踏んだ。

土曜日だと言うのに意外に道が込んでいて、狛江市に住む友人宅まで何と小1時間も掛かってしまった。結局、釣り場の多摩川・六郷橋上流右岸側に着いた時には、午前8時を回っていた。

まずは、並べ釣りが出来そうなアシ際をポイントに決め、1.5mの“エビ竿”2本を出した。ところが、まるで我々が竿を出すのを待っていたかのように雨が降り出した。

ハリ掛かりはしなかったが、何回かアタリがあり、腰を据えてやろうとした時、雨が一気に強くなり、「こりゃダメだ」と叫ぶ友人を追って、JRの鉄橋下に駆け込んだ。この付近には消波ブロックが入っており、友人はいつもこのブロックの“穴”で釣っているとのこと。

 

それではとポイントをここに決め、丹念に探った。間もなく、小さなアタリがあり、ソッときき合わせをしてみると、ツンツンと手長エビ独特の引き込み。一気に抜き上げたのは10cm級のまずまずサイズ。続いて同じポイントで7cm級が釣れ、5cm級、8cm級と続きまた10cm級が釣れて来た。ところがここでパッタリとアタリが止まった。注意してみると、始めた時に比べて10cm以上水位が下がり、下げ潮が進んでいる。

そこで、場所を換えた。この頃になると、幸いにも雨は止み、鉄橋下を出て少し上流に移動した。

最初のポイントよりも少し深い場所に餌(赤虫)を落とすと、待ってましたとばかりにウキが動いた。軽く竿を立てると、グググッと大型特有の引き込みで13cm級が釣れて来た。「やっと1尾釣れたよ」。下流で竿を出していた友人は、不調の様子。

続いて10cm級、8cm級と釣れ、再び13cm級が釣れて来た。しかし、ここでも徐々に水深が浅くなり、アタリがなくなってしまった。

 

結局、その後も転々とポイントを換えながら釣って、正午に納竿した。5〜13cm級の手長エビ18尾。初めての場所で、正味4時間足らず成績としては十分な釣果である。

最後まで、好ポイントに当らず苦戦していた友人は5尾。当然、リベンジ戦の申し入れがあり、近々に荒川か江戸川に行く約束をして別れた。

 

 

今回の釣り場

 

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