釣行報告

NO.38 2007年初釣りは、木更津離岸堤へ!

ここ数年、初釣りは、タナゴ釣りに出掛けていたが、今シーズンはどうも状況が思わしくない。昨年末の週末(土曜日)、相棒が茨城に用事があって出掛けた時に、主要な釣り場を見て回ったが、1ヵ所として竿を出している人がいなかった−と電話して来た。12月の週末にタナゴ釣り場に釣り人が居ないというのは、深刻である。具体的に調べたわけではないので、軽々には言えないが、他の釣り仲間からも、タナゴについての“いい話”は聞こえてこない。そこで、今年の初釣りは、このところ相棒とその友人の丸ちゃんが嵌っている防波堤のアイナメ釣りに決めた。

 

木更津離岸堤にはすでに2回出掛けているので、今度は好釣り場として知られる横浜港内の各防波堤に狙いをつけた。しかし、色々調べてみたが、どうもパッとしない。型はいい(40cmオーバーも顔を出している)ものの釣果は、連日のように0〜1尾、0〜1尾の連続。「いくら型がよくても0〜1尾じゃね〜」と相棒。同感である。小生も相棒も、至って我慢強くない。一日釣って、0〜1尾などという釣りに耐えられるわけがない。結局、今シーズン、三度目となる木更津離岸堤行きとなった。

相棒と丸ちゃん、小生と凡友のコバブー、さらに小生と相棒の古くからの友人である剣道の達人も加わって総勢5人で出掛けた。

正月4日、さぞや渡船は大盛況と思いきや、これまでの2回の釣行時を遥かに下回る人数。しかも、この日は年が明けて、天気予報も実際の天候も最高だったにもかかわらずである。近年、正月に釣りをする人が徐々に減っている−とは感じていたが、何だが少々寂しい気分になった。

しかし、その日の釣りだけを考えれば、ライバルは一人でも少ない方がいいわけで、どこかでニンマリする気持ちがあったのも事実。

「今回は一番長いC堤に上がろう 」と相棒。防波堤釣りに関しては、全員が大した知識があるわけではないので、相棒の提案に反対する者はいない。正月で、餌屋が8時にならなければ開かず、9時の渡船に乗った。

船着場に居る時には、全く感じなかったが、離岸堤に上がると、北東の風が結構吹いていた。それでも天気予報通り、僅かに雲はあるものの気持ちのいい晴天なので気分は上々だ。

 

前回、絶好調だった丸ちゃんだが、この日はパッとしなかった。というよりも全員が低調だった。釣り始めてすぐに丸ちゃんと小生が22、23cmのアイナメを1尾ずつ釣り上げ、「こいつは…」と思ったが、後が続かない。時折、小さなアタリが来るのだが、合わせるタイミングを見計らっている内に沙汰止みになってしまう。また、これまで上がったD堤、A堤と違い、根掛かりする場所がやたらに多い。

その後、全員にポツポツと釣れ出したが、いずれも20cm未満のリリースサイズでクーラーの中身は一向に増えない。とくに相棒は、正午前になってもクーラーの中身を1尾も増やすことが出来なかった。

ところが、正午を過ぎた頃から、相棒のワンマンショーになってしまった。32cmの3年魚を筆頭に立て続けに6尾のアイナメを釣り上げたのだ。それまでのクーラーの中身は、小生が釣った22cmと23cmのアイナメ2尾と20cmのメバル1尾、丸ちゃんが釣った21〜24cmのアイナメ4尾、コバブーが釣った20cmのアイナメ1尾、剣の達人が釣った20cmのカサゴ1尾だけだったので、相棒の釣果が加わって何とか写真に収められる釣果となった。

全員が決して満足のいく釣果ではなかったが、いいお天気で初釣りが楽しめたのである。文句を言う筋合いはないだろう。

 

今回の釣り場

 

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