今シーズン初めて新左近川の手長エビ釣りに出掛けた。「雨は降りそうにないからちょっと行ってみる?」。相棒から誘いの電話が入った。出先であったが、夕方までには帰れそうだったので、「行こう行こう!」と言う事になった。思いの他用事に手間取り、出掛けたのは何と午後5時過ぎ。いくら日が長いとは言っても、正真正銘の短期決戦。
時間を惜しんで車で出掛けた。途中、釣具店で赤虫を200円買って、午後6時半まで駐車場が開いている新左近川の最下流部を狙った。
車を駐車場に入れて、一人2本ずつの竿に仕掛けを結び、早速釣り始めた。水位はやや高く、少し濁りが入っている。そして、雨で流されてきたのだろう石や岸辺の回りに土が被っていた。
相棒と50m程間隔を開け、小生が左岸側にアシが茂り、流れが細くなっているポイントに入った。2本竿の1本がすぐに根掛かりしてしまいハリが取れて1本竿で狙った。
アシ寄りにある岩陰にそっと仕掛けを入れると、ツツッと明確なアタリが出た。軽く竿を立てると、手長エビ独特のククッと小気味よい手応えで7cm級の小型が釣れて来た。続いて10cm級が釣れ、「こいつは・・・」などと思った途端、明確なアタリで釣れて来たのは7cm級のハゼ。続いてカニが掛かり、次はまたハゼ。
ふと、相棒の方を見ると、いつの間にか姿が見えない。もっと下流に行ったものと思い、同じポイントに仕掛けを入れると、又々ハゼ。立て続けに10尾のハゼを釣ったところで、「釣れる?」と相棒が顔を出した。
下流に行ったのではなく、アシに隠れた形で対岸で竿を出していた。「釣れるよ。もう10尾を超えた」と言う。小生の箱ビクには3尾の手長エビしか入っていない。早々、相棒と並んで竿を出した。すると、待つ間もなく10cm級、8cm級と2尾の手長エビが釣れた
時計を見ると、6時30分目前。相棒が駐車場から車を出して来て、時間切れでジ・エンド。結局、正味1時間の釣りで5〜12cmの手長エビを7尾、相棒はダブルスコアの14尾を釣っていた。時間がなかったこともあり、他の場所は覗くことが出来なかったが、50m足らずのポイントで1時間に2人で21尾なら上々の成績。
今シーズンも新左近川の手長エビは間違いなく健在のようだ。
追記(7/3)
先週の好成績に味をしめ、この日(7月2日)の夕方、再び新左近川に出掛けた。まずは、先週釣れた場所に行ってみた。駐車場に車を入れて、仕度を整え、「いざ」と釣り場の方を見ると、何と我々が入ろうとしている場所で玉網を持った親子連れが、石の周りをかき回していた。いくらなんでもこれでは無理。
「トンカツ屋の脇に行ってみようか」と相棒。水遊びの出来ない場所なので、即刻移動した。案の定、子供達の姿はなかった。50m程間隔を空けて早速竿を出した。
小生は、対岸にアシが茂るポイントに仕掛けを入れた。すると餌が落ちていくのを待っていたかのようにすぐにアタリがあり、5cm足らずのハゼが釣れて来た。そこで少しポイントをずらして仕掛けを入れ直し、2本目の竿もその並びに入れた。
態勢が整ったところで1本目の竿を効き合わせすると、ククッと小気味よいアタリ。そのまま竿を立てると7cm級の手長エビが釣れて来た。これを皮切りにポツリポツリとアタリが続き、賞味1時間足らずの間に9尾、少し下流に入った相棒が13尾の成績。先週に引き続き正味1時間程の釣りで2人で22尾と上々の成績だった。
これで2ヵ所を攻めたが、ほぼ同様な成績。今シーズンも新左近川の手長エビは間違いなく期待してよいだろう。