釣行報告

NO.30 久々ぶりの沖釣り!!那珂湊沖のマコガレイ堪能

RA(中央競馬会)所属の調教師、騎手、厩務員などの休日は毎週月曜日。したがって競馬関係者の釣行日は月曜日と決まっている。中山大障害ジョッキーであるO氏は、小生の釣り仲間である。彼を中心に関東のリーディングジョッキーの常連S氏、現在、調教師のT氏など10数人の“釣りキチ”が年に何回かの割合で「釣行会」を開いている。

小生も以前は頻繁に参加していたが、ここ何年かは“非常識勤務”のせいもあり、トンとご無沙汰していた。しかし、“独立”したお陰で、今回は久々ぶりに参加する事が出来た。

 

ターゲットは、茨城・那珂湊沖のマコガレイ。今シーズンは50cmオーバーの超大型が何枚も顔を出しており、一時に比べ、数は落ちているものの緊張感のある釣りが楽しめるはず−と言うのが狙いだ。

午前5時半、20dの大型船に小生を含めて14人のメンバーが乗り込んだ。天気予報は「終日曇り空、波の高さ1.5m」。港を出ると、予報通り、沖からのウネリが来ており、2m近い波(ウネリ)があった。

「これだと灘寄り(岸寄り)の浅場は底荒れしてるから、少し沖に出ましょう」。『岡重丸』の船長は、船を航程15分程の沖に出した。

ブザーが1回鳴って、片テン2本バリ(ハリス3号60cm、枝ス15cm)、オモリ50号の仕掛けに青イソメを3匹房掛けにして投入。水深はざっと40m。時々、コヅキを加えながら道糸を張り気味にしてアタリを待った。

間もなく、右舷ミヨシ(船首)に座ったT調教師が、船中の初獲物を釣り上げた。40cm弱の大型マコガレイ。東京湾なら、間違いなく玉網が出るサイズだが、ここでは45cm級を超えなければ船長が飛んでくることはない。何しろ50cm級が全く珍しくないのだから無理もない。

 

釣り始めて30分、小生の竿にもやっとアタリが来た。コツコツッという前触れに竿先を少し送り込んでから合わせると、カレイ独特の重量感ある手応え。竿を立ててリールを巻き始めると、当初の手応えほどの引き込みはなく、あまり大きくはなさそうだ。それでも水深40mラインから釣り上げる手応えは、なかなか心地よい。ややあって海面に姿を見せたのは、27、28cm級のマコガレイ。肉も厚く、十分良型といってもいい型だが、前記のようにここでは“お子様”クラスだ。

前日の日曜日に大きな釣り大会があったせいもあるのか、この日は全般に食いが渋かった。それでもJRA職員の某氏は、19枚のマコガレイを釣り上げ、船酔いダウンの1名を除いた全員が、2〜14枚(22〜39cm)のマコガレイを釣り上げた。

 

小生は、最初の1枚の後、全くアタリがなくなり、少々焦ったが、後半にバタバタと5枚を追加、32cm級のアイナメのおまけもついてまずは、久しぶりの沖釣りを堪能した。このところ、渓流釣りにマブナやタナゴ、手長エビと淡水区の釣りばかりしていたが、船に乗っての大海原での釣りも悪くない。またちょくちょく出掛けることになりそうだ。

 

今回お世話になった船宿、茨城県那珂湊港の『岡重丸』TEL029-265-7313

 

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