釣行報告

NO.27 今年初のタナゴ釣りは“惨敗”

日並みと相棒のスケジュールが噛み合わず、伸び伸びになっていたタナゴ釣りにやっと出掛けた。1月29日の日曜日、「タナ研の連中がワンサカ来ているかも…」などと話しながら、いつもの凸凹凸トリオで午前9時前に出発した。とにかく、この日は、この上は絶対ないという絶好の釣り日和だったのだ。空には雲ひとつなく、遠くに見える鹿島コンビナートの煙突の煙も真っ直ぐ上に立ち上っていた。

 

まずは、“タナ研”の混雑を避けて、北浦東岸の“例のホソ”に行ってみた。ところが、日中、いかに暖かいと言っても、朝の冷え込みはやはり厳しいのだ。いつものポイントには、一面、氷が張っていて、仕掛けも入れられない始末。しかし、日当たりの良い北浦土手下の水路の方には氷は張っていなかった。ただ、10人程のグループが、3箇所程に分かれて竿を出していたので、車で少し北寄りに移動した。

 

しばらく行くと、水路の護岸が壊れ、幅が狭まっている所があった。こうした場所には、自然のオダが出来、魚が集まっていることが多い。そこで、まずはその近辺を狙ってみた。全長1m、5本継ぎの和竿を出し、豆ウキ8つを散らした仕掛けに黄身ネリ餌で釣り始めた。3人で10m程ずつの間隔を取り、ウキに目を凝らしたが、10分経っても15分経ってもウキは微動だにしない。「当たる〜?」と相棒、「ぜ〜んぜん」と相棒の友人。しかたなく、再び移動。今度は、小さな舟溜まり脇のホソを狙ってみた。何度かポイントを換えて、仕掛けを入れ直すうちに、豆ウキが小さく揺らいだ。軽く竿を立てて合わせると、小気味よい引き込みで、この日1尾目のタナゴが釣れて来た。40mm足らずのマタナゴだった。マタナとしては、かなり小さいが、自慢出来るサイズではない。マタナならやはり、35mmは切りたい。

 

しかし、この日はそんなことを言っている場合ではなかった。結局、この1尾だけで終わってしまうなど、この時点では夢想だにしていなかった。結局、その場所では、小生のその1尾だけで、あとは全くアタリなし。周囲に3、4人が竿を出していたが、その人たちも全く釣っていなかった。そこで再び北寄りに移動、何箇所目かのポイントで、相棒の友人が50mm前後のマタナ2尾を釣ったが、やはり後が続かなかった。

 

「こりゃ駄目だ。外浪逆浦西岸まで行ってみよう」と友人。そう、11月に短時間でオカメ(タイリクバラタナゴ)を30尾程釣ったあの釣り場である。あの時、アタリはあってもハリ掛かりしなかったケースがかなりあったので、順調に育っていればいい釣りが出来るはずだ。ところが、現場に着いてビックリ。タナ研の人達を始め、混雑間違いなしと思った舟溜りには人っ子一人いないではないか。このところ、タナゴ釣りのアンテナを立てていなかったので、理由がサッパリ分からない。答えはすぐに分かった。全くアタリがないのだ。2箇所の舟溜りを狙ってみたが、3人とも全くアタリすらなかった。11月に楽しませてくれたオカメは何処に行ってしまったのだろう。

 

最初に言った通り、この日は望むべくもない絶好の釣り日和。北浦東岸に10人以上の釣り人がいたのだから、一昨年からの流れとして、ここは“大混雑”と思ったのだが…。理由を知るのが怖い気もするが、近々情報通に聞いてみるつもりだ。

と、いうわけで、今年初のタナゴ釣りは大惨敗に終わってしまった。残念!!

 

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