釣行報告

NO.26 今シーズン初のワカサギ釣りin高滝湖

秋の深まりと共に各地でワカサギが釣れ出した。千葉県・高滝湖でも連日のように好成績が記録されている。高滝湖は、房総半島のほぼ中央を流れる養老川の上流域に造られた湖。まだまだ歴史は浅いが、例年、熱心な放流活動が続けられており、東日本地区でも屈指の好釣り場となっている。

 

「今日は休日(11月23日)だし、朝のうちは混雑するからゆっくり行こう」と言う相棒の提案で江戸川を午前10時前に出発した。正午を過ぎれば、朝から来ている人達が飽きて帰り始めるはずで、そうすればのんびりと楽しめるというわけだ。元々、二人とも辛抱強い方ではない。3時間もやれば飽きてしまうのは分かっている。それなら、午後の釣り場到着で十分。

 

途中、釣具店に寄って、仕掛けと餌を買い込んで、正午過ぎに高滝湖に到着。飽きた人達が帰り始めるとの思惑は外れ、駐車場は満杯状態で、アテにしていた3人乗りボートの空きもなかった。二人ともお世辞にもスマートとは言えない体形だけに出来れば3人乗りのボートを借りたかったが、ないものは仕方ない。二人乗りボートに荷物を積み込んで船着場を離れた。この日は快晴、無風の絶好の釣り日和、湖面にはさざ波すらなく、これ以上は望めない好条件。これでは早々と帰る人達はいないわけだ。

 

高滝湖では、主要ポイントにはロープが張られており、アンカー(錨)を沈めなくてもいいので助かる。取り敢えず最も人が少ないポイントを目指した。もっとも、取り敢えずとは言っても物臭を絵に描いたような二人だけに1度ボートを留めれば、余程のことがなければ場所替えするつもりはない。

そのポイントには、先着のボート2隻が留まっていたが、1組は完全にだれ気味。全く釣れている様子はない。しかし、もう1組はポツリポツリと釣っている。そのボート2隻の間にかなりの隙間があったので、そこにボートを着けた。

 

相棒は1m程のワカサギ竿を出し、小生は50cm足らずの穴釣り用の竿を出した。途中で買って来たハリス0.3号の10本バリ仕掛けをセット、餌の紅サシをチョン掛けにして沈めた。何度もこの湖でワカサギを釣っている相棒の話では、中央部の河川跡以外の水深は4m前後で一定しているとのこと。それならばこの道具立てで十分だ。

 

釣り始めてすぐに竿先をプルッと震わせるアタリで10cm弱のワカサギが1尾釣れて来た。相棒にもすぐに1尾釣れ、「釣れるじゃない」と顔を見合わせニッコリ。しかし、次もまたその次も1尾ずつしか釣れて来ない。「それじゃ、2本竿にするか」と小生。1mのワカサギ竿をもう1本出して2本竿にした。ところが、すぐに招かれざる客(20cm級のニゴイ)が掛かり、2本の仕掛けがガチャガチャに絡み、大幅なタイムロス。結局、再び1本竿に換えたが、その間に相棒は、20尾以上のワカサギを釣り上げていた。

 

 

その後、1度だけ3尾、4尾と掛かる入れ食いタイム(10分程の間)があったが、その後はまた1尾ずつになってしまった。こうなると、辛抱強さのかけらもない二人だけに「おかずは釣れたからもう帰ろう」と言うことになり、午後3時30分に納竿した。ボートを漕いでいた時間を除けば、正味3時間足らずの釣りだった。成績は相棒が120尾、小生が102尾。結局、2本竿トラブルのタイムロスを埋められず、相棒に完敗してしまった。

釣れたワカサギのサイズは、9〜10cmでほとんどバラつきがなかった。適当にポイントを決め、適当に3時間釣って二人とも束釣りなら、今シーズンも高滝湖のワカサギは大いに期待出来そうだ。

 

この日は、ポカポカ陽気で防寒着の必要もなかったが、これからの時期、少し北風でも吹けば、湖の上はかなり寒くなる。出掛ける方は、防寒には十分気を付けて戴きたい。

 

千葉県市原市高滝湖の地図

 

前のページに戻る