釣行報告

NO.20 金江津水路脇のホソでコブナ入れ食い!

茨城の穀倉地帯は、すっかり田植えも終わり、田んぼはすでに青々とした稲が育ち、グリーン一色に染まっている。例年、この時期は、田んぼの水を切らさないために、農業用水路とそれに繋がるホソには満々と水が湛えられている。したがって、この時期は、それらのホソにマブナたちが“本流”から入り込み、短竿で楽しませてくれる。そこで、金江津水路脇のホソを狙って、相棒と相棒の友人の3人で出掛けた。

金江津水路は、水位の下がった秋にもいい釣りが出来る所、「きっと今の時期も面白いよ」と言う相棒の提案で狙ってみた。利根川を渡って国道408号線を直進、500m程で金江津水路を跨ぎ水路沿いに走る農道を右折して車を停めた。車を停めたすぐ側に幅60cm程の水路があり、満々と水を湛えていた。1.5mの小継ぎの竹竿にタナゴ用のシモリ仕掛けを結んで沈めた。

水深は50cm程でオタマジャクシが時々顔を出す。軽く誘いを掛けると、糸ウキがユラと揺れる小さなアタリ。軽く竿を立てて合わせると、小気味よい引き味で4cm足らずの小ブナが釣れて来た。タナゴバリを使っていたのでハリ掛かりしてきたが、袖バリでは、ハリ掛かりするサイズではない。これが秋には5、6cmに育ち、いわゆる「柿の種」として釣り人を楽しませてくれるのだ。

 

3尾程同じサイズを釣った所で、少し離れて竿(こちらは小ブナ仕掛け)を出していた相棒が10cm程のマブナ(金ブナ)を釣った。続いて小生にも7、8cm級が連チャンで掛かり、入れ食い状態。しばらくすると、15cm級の“良型”も掛かって来たが、タナゴバリには獲物が大き過ぎて、水面から抜き上げた所でバレてしまう。小1時間、入れ食いを堪能したところで対岸に流れ込む幅2m程のホソに移動した。

こちらは水深が70cm程あり、良型も多そうなので、ハリを袖の3号に替えて狙ってみた。しかし、最初のホソ程のアタリはなく、ポツリポツリといった感じ。それでも7、8cmから16、17cmのマブナがボツボツと釣れて来た。

実は、この日、最初に手長エビを狙って成田にある水路に出掛けたのだが、目的の手長エビは小生が1尾釣っただけで、後はマブナにブルーギル、そしてザリガニ数匹の釣果。そこで、金江津水路に移動したわけ。今シーズン、手長エビがどうも低調だ。我々のホームグラウンドである新左近川も何回か様子を見に出掛けたが、未だに本格的には釣れ出していない。関東地方も梅雨入りしたことでもあり、もうそろそろ釣れ出すとは思うのだが…。

 

 

前のページに戻る