釣行報告

NO.08 千葉県・富津市新富水路のハゼ本番!

 

「ハゼは秋の彼岸から」と言われるように、ハゼの釣りの本番はこれからだ。江戸川放水路を始めとする江戸前のハゼは、未だに7、8cm級が中心だが、千葉県・富津漁港の隣を流れる新富水路では、概に11、12cm級のハゼが釣れる。「今年も結構釣れるよ」。先週(8月第2週)出掛けた友人が、今週も出掛けるというので同行した。

 

新富水路は、富津岬の東側に位置する富津漁港に隣接する形で東京湾に流れ込んでいる水路。中・上流域は、干潮時には水路中央部以外は水が無くなってしまうが、新井橋下流から河口までの間では、完全に潮が引ききった時間帯でも釣りが出来る。

出掛けた日は、若潮回りで干潮が午前7時50分、満潮は1回しかなく、午後3時57分。上げ潮が効き始める時間帯を狙い、午前11時過ぎに釣り場に着いた。新井橋下流は、まだ岸寄りが干上がっていたので、東京湾へのカーブ地点左岸側で竿を出した。

周辺にはゴミなどが散乱しておりお世辞にもきれいな場所ではないが、水の透明度は高く、膝下あたりまで立ち込むと、川底を泳ぐハゼの姿があちらこちらに見られた。

 

 

3mのハゼ竿にシモリウキを使った1本バリ仕掛けを結び、餌のジャリメを3cm程に切って付け、沖目のカケ上がりに振り込むと、すぐにシモリウキが横に走るアタリ。静かに竿を立てると、竿先を小気味よく震わせて10cm級のハゼが釣れて来た。これを皮切りに10〜12、13cm級のハゼがバタバタ釣れ、同行の友人2人の竿も盛んに立っている。

 

しばらくすると、アタリが遠くなってきた。ふと新井橋方向を見ると、先程まで干上がっていた岸よりに水が被り、潮がだいぶ上がってきた様子。そこで車に戻り、川沿いにある公園内に車を移動、改めて新井橋の下流左岸側に入った。すると、こちらでも順調にアタリが続いた。結局、2ヶ所合計正味3時間足らずの釣りで9〜15cmのハゼを3人で218尾の成績。

魚影は間違いなく濃いので、当分は“いい釣り”が楽しめるはず。「彼岸のハゼは中風(脳卒中)の薬」とも言われる。9月になったらもう1度出掛けてみるつもりだ。

 

【ガイド】

JR内房線・青掘駅下車、富津公園行きバス、またはタクシー利用。マイカーは、館山自動車道・木更津南ICを下り、国道16号線を富津岬方面に15分。

 

千葉県富津市新富周辺の地図

 

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