釣行報告

NO.05 葛飾・水元公園の手長エビ

小生と友人、3年程前から手長エビ釣りに嵌っている。手長エビのベストシーズンは梅雨時、そう今である。

日曜日の午後、葛飾区の水元公園に出掛けた。小生も友人もかなりいい加減な釣り人である。終日ビッシリ釣りをしようなどいう気はない。午後3時過ぎ、水元公園に到着すると、“菖蒲祭り”とかで駐車場には車がビッシリ。何とか駐車スペースを見付け、道具を引っ担いで釣り場に向かった。

 

公園内には、屋台が出て大変な賑わいだったが、幸いにも我々のポイント(外溜の乱杭回り)で竿を出している人はほとんどいなかった。早々、友人所有の1.5mのエビ竿(友人はそう呼んでいる)を2本ずつ出した。途中、釣具店で買った300円の赤虫を2人で分けた。「凄い量だな。この赤虫を全部使い切れば1000尾は釣れるね」と友人。確かに最近、赤虫は安い。いいことだ。「定年後は一日300円で楽しめるエビ釣りに限る!」と最近ではジョークとも言えなくなった軽口を叩きながら、釣り始めた。

 

 

小生の竿にすぐにアタリがあり、5cm級の小型ながら、体と同じくらいのハサミを振りながら上がって来た。ところが、後が続かない。友人も釣れない。こうなると、いい加減な釣り師の代表みたいな2人だけに周囲をウロウロ。屋台で売っていた“沖縄のドーナッツ”とやらを買って来てパクついた。

時計が5時を回り、周囲の人々が潮を引くようにいなくなると、ポツリポツリとアタリが出始めた。しかし、何故か食いが浅い。アタリがあって、竿を立てると、確かにエビと思われる手応えが来るが、次に瞬間フッと軽くなってしまう。そんなことが何度もあり、数は伸びない。それでも2人で20尾程の手長エビを釣って、午後6時を回った頃、竿を収めた。

 

日中の喧騒がエビの食いを浅くしたのかは定かではないが、アタリの多さからして、エビは今年も健在!と確信した。「今度は、平日の早朝に来てみよう」などと話しながら家路に就いた。

【ガイド】

(交通) 地下鉄千代田線・金町駅下車、戸ヶ崎操車場行きバス水元公園下車。

 

葛飾区水元公園の地図

 

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