競馬雑記帖

NO.25 「巨鮎の里」千曲川・更埴地区の鮎、6月12日に解禁

「巨鮎の郷」は今シーズンも健在だ。長野県・千曲川の更埴地区は、大型鮎の好釣り場として知られているが、2日に12日の解禁に先立ち試し釣りが行われ、上流の坂城(さかき)地区から、下流の戸倉地区まで更埴漁業共同組合員ら26人が友釣りの竿を出した。

先頃の台風2号の大雨と5月31日に降った雨の影響で平水位比30cm強の増水。同位組合の青木利晴副組合長は、「当日の明け方までかなりきつい濁りが入っていた」と、前日まで試し釣りの日程をずらそうと考えていたとのこと。水温も低く(午前8時=14度、正午=17度)、条件はかなり悪かった。それでも12時30分から3時30分までの正味3時間で12尾を釣り上げた組合員もおり、悪条件にしてはまずまずの成績。サイズは15cmから18.5cm(75g)と、例年よりも10日程早い試し釣りということもあり、やや小ぶりが多かった。しかし、あちらこちらの底石にびっしりとハミ跡がついており、増水が治まって、数日照り込みがあれば、鮎は急激に成長するはず。12日の解禁日には、間違いなく20cmオーバーも顔を見せるだろう。

今シーズンの放流量は、琵琶湖産2,950kg、人工産290kg、海産650kg、県産110kgの合計4,000kgとほぼ例年通り。  昨年は、シーズン後半の9月に正真正銘の「尺(約30cm)鮎」が何尾も姿を見せ、「巨鮎の郷」の面目を施した。今シーズンも大いに期待したい。

 


・ 案内
更埴漁協    電話026-275-1536    http://www.vallev.ne.jp/^k-gyokyo
・ 交通
上越新幹線・上田駅乗換え、しなの鉄道の坂城または戸倉駅下車。
マイカーは、上越自動車道・坂城ICまたは長野自動車道・更埴ICを
下りていずれも釣り場まで5〜15分。
・ 入漁料
日釣り券2,100円、年券1万2,600円、オトリは1尾600円。

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