競馬雑記帖

NO.10  ジュニア沖釣り体験教室、今年も開催

昨年、大好評を博した「ジュニア体験沖釣り教室」(日本釣り振興会&日本釣りジャーナリスト協議会共済)が今年も開催される。8月28日、チビッ子たちの夏休みの最後の思い出になればと思う。

 

子供達の“釣り離れ”の傾向は、依然として歯止めがかからず、時々出掛ける釣具店などでも目立つのは老人の姿ばかり。それでは子供達は釣りが嫌いになったのだろうか。答えは断じてノーである。

これまで何度も「初めて釣りをする」という子供達を釣りに連れて行ったが、始めは魚も触れず、餌も付けられなかった子でも半日も経てば、ほとんどの子が自分で餌を付け、釣った魚も自分でハリから外すようになる。そして10人の内9人、イヤ20人の内19人までが、「面白かった。また来たい!」と言う。本当に釣りは面白いのである。本当に本当である。

 

今の子供達は、本当に面白いその釣りをするチャンスがないだけなのだ。きっかけさえ作ってやれば、子供達は“釣りの世界”に必ず返ってくる−そう信じている。“釣り界”に身を置く人々は、そのことをもう1度真剣に考えてもらいたい。このままの状況を放置しておけば、近い将来、船宿業などは極々一部を除いて商売にならなくなってしまうだろう。

 

最近、一部の地域で子供や親子連れを対象にした釣り大会が開かれるようになったと聞く。いいことである。それが一部の地域ではなく、あちらこちらで展開されるようになれば、大きな力になるはず。「ジュニア体験沖釣り教室」も5年、10年と続けていってもらいたいものだ。

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