競馬雑記帖

NO.3  釣り人高齢化に思う

釣り人の高齢化が進んでいる。一部の釣り物(シーバス、ルアー船など)を除き、釣り船に乗っている釣り人の平均年齢は、60歳を超える事も珍しくはない。また、マブナやヘラブナなど淡水区の釣りに出掛けても事情は同じ。このままでは、10年もしたら、釣りクラブは全て老人クラブになってしまう。最大の原因は、子供達の“釣り離れ”である。TVゲームに明け暮れ、バーチャルの世界にどっぷり浸かっている子供達を海に川に引っ張り出さなければ、“釣界”に未来はない。

 

生きた魚と自然を相手にしての遊びである釣りは、子供達の精神衛生の上でも非常にいいはずだ。少なくともTVゲームに興じるよりも数段健康的である。しかも、TVゲームで人気が高いものは、いずれも殺したり殺されたりの戦争、格闘と言ったものばかりとか。これでは、子供達の心理が歪んできても無理はない。

 

釣り界に身を置く人間は、子供達に釣りの楽しさを教える努力をもっともっとすべきではないか。このままでは自分達の死活問題にもなるのだから…。

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