競馬雑記帖

NO.47  そう簡単には現れない第二の“ディープインパクト”

皐月賞のロジユニヴァースには、正直ガッカリした。「もしかしたら…」の期待も込めて現段階の最大級の評価(◎)をしたが、ものの見事に裏切られた。

 

小欄を御覧頂いている方は、先刻承知のこととは思うが、桜花賞&皐月賞前の小生の3歳馬のランク付けは、1位=ブエナビスタ、2位=ロジユニヴァース、3位=セイウンワンダー、4位=アンライバルドであった。

そして桜花賞&皐月賞での成績は、ご存知の通り(ブエナビスタ=桜花賞馬、ロジユニヴァース=14着、セイウンワンダー=3着、アンライバルド=皐月賞馬)である。ロジユニヴァース以外は、ほぼ期待に応えてくれたが、本音を言えば、ロジユニヴァースが皐月賞を完勝してブエナビスタを逆転、小生の3歳馬のランク付け1位になって、第二の“ディープインパクト”を目指して欲しかった。

 

ブエナビスタをロジユニヴァースよりも上位にランクしていた理由は、皐月賞の予想に書いたように、時計の速い(特に上がり3ハロン)レースに遭遇していなかったのと、ブエナビスタには、ロジユニヴァースにない“凄み”を感じていたからである。

現時点での小生の3歳馬のランク付けは、1位=ブエナビスタ、2位=アンライバルド、3位=ロジユニヴァース、4位=トライアンフマーチ、5位=セイウンワンダーの順である。

 

ブエナビスタが、オークスを捨ててダービーに駒を進めてくることがなさそうなのは、実に残念だ。とすると、余程のことがない限りアンライバルドの2冠は堅いように思う。ロジユニヴァースもこのまま終わる馬ではないとは思うが、「名馬は、決して惨敗しない!」という小生の信条からダービーでの巻き返しは相当難しいと思っている。むしろ、現在4位のトライアンフマーチが怖いが、人気を背負って皐月賞のような競馬が出来るかとなると、今のところ未知数である。また、ダービー直前に彗星のように新たな駿馬が現れる可能性もあるような気がしている。

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