競馬雑記帖

NO.44  天皇賞、思わぬ凡戦に

好メンバーが揃った第136回天皇賞は、結果として思わぬ凡戦になってしまった。武豊騎乗のメイショウサムソンが圧勝、小生が本命に期待したアドマイヤムーンは、掲示板にすら載ることが出来なかった。

 

天皇賞の結果にも書いたように、アドマイヤムーンの敗因は正直分からない。柴山騎手のエイシンデピュテイが14着に降着になり、その斜行の影響も確かに受けてはいるが、ほぼ大外に位置していたアドマイヤムーン、あれ程の大敗を期する要因とは考えられない。 問題は、アドマイヤムーンの大敗ではなく、エイシンデピュテイが斜行する原因を作ったコスモバルクの五十嵐冬樹騎手にある。馬を真っ直ぐに走らせることは、騎手の技術の中でも基本中の基本。

翌日のスポーツ新聞でも報じられていたように、彼の斜行は今回だけではなく、すでに数度に及んでいる。つまり、五十嵐騎手はコスモバルクを御せていないのだ。

 

過去の競馬予想の中で何度も書いてきたが、五十嵐騎手の騎乗技術には予てから疑問を感じていた。厳しい言い方をすれば、コスモバルクの主戦ジョッキーが、もし彼ではなく、武豊騎手、安藤勝巳騎手、岩田康成騎手のいずれかであったなら、コスモバルクは超一流馬に成長していたのではないかと思っている。

 

競馬には、言うまでもなく、お金が掛かっている。「ごめんなさい」では済まないのだ。尤も、それを含めて競馬である。分かっているが、少々、ストレスを発散させてもらった。五十嵐騎手、言い過ぎだったらごめんなさい。

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