競馬雑記帖

NO.35  仏の顔も3度まで

今年の競馬も残すところあと3週。25日の『有馬記念』で幕を閉じる。毎年、この時期になると、小生の『有馬記念』予想に1万円を投じる奇特な人がいる。小生の親友の奥さんなのだが、競馬のことは全く知らない。ただ世の中の『有馬記念』狂想曲に乗ったのか5年前、2000年の『有馬記念』の週に突然、「1万円買って!」と言い出した。小生の予想で、構わない。「一切文句は言わない。当ててくれればそれでいい!」という無茶苦茶な注文。

 

2000年の『有馬記念』は、テイエムオペラオーとメイショウドトウで決まり、馬単380円也の硬い決着となった。小生の予想も◎テイエムオペラオー、○メイショウドトウ、他に△2頭を付けただけだった。預かった1万円を◎→○へ8000円、◎から△2頭へ1000円ずつ買った。本線で的中はしたが、380円の配当では、払戻金は3万400円。それでも彼女は大喜びしてくれた。

ところがである。翌2001年はマンハッタンカフェ→アメリカンボスと入り、馬単は4万8650円の大穴、当然ハズレ。2002年は◎シンボリクリスエスは勝ってくれたものの2着にタップダンスシチーが逃げ残り、その馬単は再び万馬券で1万4830円でこれまたハズレ。

 

2003年は、小生の○シンボリクリスエスが連覇したものの、◎のゼンノロブロイが3着に沈みまたまたハズレ。そして「仏の顔も3度までの」昨年。小生の◎ゼンノロブロイが勝ち、☆を打ったタップダンスシチーが2着で馬単予想は的中したものの、馬券は◎→○(コスモバルク=11着)、◎→▲(デルタブルース=5着)の2点勝負に出て、またまたハズレ。「…」さすがに言い訳の言葉がなく、「もうよそうよ」と言ったところ、「来年もまたやる」とのお言葉。

 

そんなわけで、今年の『有馬記念』は是が非でも当てねばならないのである。骨折(考えたくもないが…)、落馬などのアクシデントさえなければディープインパクトの勝利は約束されている。問題は2着、3着である。馬単では、大きな配当は期待できず、今年は3連単が勝負馬券になる。何とか5点以内での的中を目指す所存。親友宅に出入り禁止にならないためにも絶対に当てる!ので期待して戴きたい。

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