競馬雑記帖

NO.21  久し振りにPOGに参加

大人気のPOG(ペーパーオーナーゲーム)、小生の職場でもかなり以前から行われており、一時は年間に300頭近くの馬が登録され、「今年こそダービーだ」などと大いに楽しんでいた。最近では、少々人気に陰りがみえ、総数200頭余りと規模はやや縮小になった。それでも”馬主”の気分が味わおうと、多くの同僚達が参加している。小生は、ここ2、3年ご無沙汰していたが、今年は久し振りに2頭の牡馬を登録した。1頭は、SS産駒・ニシノアレックス、もう1頭は早くも函館2週目にデビューするサクラエスプリ(コマンダイチーフ産駒)である。共に所属厩舎の期待馬と聞いているが、実際のところ走ってみなければ分からない。しかし、牡馬を持った以上、夢はダービー制覇である。

 

イギリスには、「ダービーオーナーになるのは、宰相になるより難しい」と言う諺もある。来年5月に行われるダービーの出走枠は18頭である。そこに名を連ねることが出来れば、たとえペーパーオーナーとは言え、相当幸せな気分に浸ることが出来るのである。小生が過去に持った馬は10年余りで総数20頭を超えるが、ダービー出走にこぎつけた馬が2頭いる。1年に2、3頭しか持てない“零細馬主”だが、これは相当に運がよかったと思っている。しかも、2頭の内の1頭は、「悲運の名馬」マティリアルである。

そう、第54回日本ダービーの1番人気の馬である。皐月賞の前哨戦、スプリングステークスで4コーナードンケツから奇跡の追い込みを決め、鮮やかな勝利を飾ったものの、そこで疲れ切ってしまったのか、皐月賞で3着に敗れ、ダービーでは大惨敗を喫してしまった。それでも小生にとっては、一生忘れることは出来ない馬である。結果はともかくダービーで1番人気になった馬を持った感激を忘れることはないだろう。

 

果たして、今年の2頭、第72回日本ダービーに出てくることが出来るのか、今から楽しみである。

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