競馬雑記帖

NO.19  す・す凄いものを見てしまいました…

キングカメハメハ、予想欄にも書いたように、頭の片隅に「もしかしたら、この馬はとんでもない馬かも…」という想いが確かにあった。しかし、たった2週間前にマイルのGIレースを走り、レコードで勝った3歳馬が、東京競馬場の12ハロンのGI、それもダービーで再びレコードで快走するとは…。「凄いものを見てしまった」というのが正直な感想である。しかし、多くの競馬ファンは、それを「とんでもないこと」だとは思っていないようで、キングカメハメハは皐月賞1、2着馬を押さえて堂々の1番人気だったことにも正直驚いた。

 

しかし、キングカメハメハは、本当に大丈夫なんろだろうか。今後何事もなく再び秋のGI戦線に元気な姿を見せてくれればいいのだが…。テンポイント、サイレンスズカ、アグネスタキオン…サラブレッドは実にデリケートな生き物である。人間の都合で無理をさせると手痛いしっぺ返しがくることもある。彼は、この日、競馬界の“宝”になった。素人が口出す話でないことは重々承知しているが、それでもあえて言わせて戴きたい。今後の「使い方」には十二分な配慮を−と。関係者各位に心からお願いしたい。

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