競馬雑記帖

NO.15  クラシックシーズン開幕!

 

サラブレッドが、生涯1度だけしか走ることが出来ないクラシックレース。本家・イギリスでは、とうの昔に3冠態系は崩れてしまった(菊花賞にあたるセントレジャーは、一般重賞に格下げされている)が、我が国では依然としてクラシック3冠を軸に競馬は展開している。

 

古馬陣が、鍛えぬかれた力をぶつけ合う天皇賞を頂点とした重賞競走も確かに面白いが、自分の馬を見る目が大きなウエートを占めるクラシックレースの予想は競馬、イヤ、馬券を楽しむ原点のように思う。一昨年のアローキャリー(桜花賞馬)、ノーリーズン(皐月賞馬)、古くは3冠馬・ミスターシービー(2戦目に新馬戦を勝った時に3冠を確信した)で大勝した思い出は、死ぬまで忘れることはないだろう。

 

    

弥生賞を的中させたから言うわけではないが、今年のクラシックはコスモバルク対他馬の図式が完成しつつあるように思う。そして最も怖いのは、重厚なクラシック血統を持つメテオバースト。牝馬では、スイープトウショウが、能力ではなく、その気性ゆえに桜花賞を取りこぼすかもしれない−このふたつのスタンスで桜花賞、皐月賞に臨もうと考えている。

    

もし、コスモバルクがダービーをクリアするならば、久しぶりに3冠馬が誕生する−と今から宣言しておこう。

前のページに戻る