競馬雑記帖

NO.14  楽しみな3連単

1月25日の日曜日、小倉競馬12Rで1着・12番人気、2着・15番人気、3着・1番人気で、馬単45万3,310円、3連複18万7,980円の大穴が記録された。しかも、この時、首差で4着に入ったのは何と最低人気(17頭立てで1頭が取り消し、16番人気)の馬だったのである。もし3着と4着が入れ替わっていたなら、3連複は100万円を超える超々大穴になっていたはずだ。さらにもしそれが、3連単馬券だったら…。

 

16頭立ての3連複の組み合わせは560通り(この日の馬券は314番人気)だが、それが3連単になれば6倍の3,360通り(ちなみに最大の18頭立てだと、3連複の組合せは4,896通り)になる。3着と4着が入れ替わっていたなら、3,000番人気前後の馬券になっていたはずで、宝くじ並の配当は確実だっただろう

「それはそうかもしれないけれど、そんな馬券が買える分けないだろう」。何処からかそんな声が上がりそうだが、果たしてそうだろうか。実はそうでもないのである。

 

宝くじは、1等賞金1千万円でも1億円でも1等が当たる確率は常に250万分の1前後である。年末ジャンボやグリーンジャンボのような1枚300円の宝くじでは、3,000円(10枚)買っても1等の当たる確率は25万分の1になるに過ぎない。しかし、もし大荒れが期待できる16頭立てのレースに3,000円(100円券30枚)“投資”したならば、その確率は113分の1になる。しかも「荒れる」という前提で買うのだから、上位人気同士の組合せ(少なくとも1桁人気同士の組み合わせは省く)は買わないと決めれば、1−9番人気までの組合せ504点が省けることになる。すると、残った組合せは2,856通りになるから、3,000円の投資で確率は約95分の1まで跳ね上がる。およそ100分の1と考えても、25万対100では、2,500倍の開きがあることになる。

    

 

    

「このレースは荒れる」とひらめいたら、1万円ぐらいの“投資”をしてみよう。確率は一挙に30分の1に跳ね上がるのだ。後はひたすら人気薄同士の組合せが激走してくれるのを願うのみである。純粋な競馬ファンからは怒られそうだが、やっぱりお金はほしいのである。

    

ああ、3連単馬券の発売が待ちどうしい〜。

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