3連複、ワイド馬券が発売になって間もなく1年。すでに30開催以上が消化され、それなりの傾向が見えてきた。50万、60万といった全く予測つかない馬券も数多く出ているが、そんなレースが1日に何レースも出現することはほとんどない。
これまで行われたレースの中から1000レースを抽出して検証した結果、
購入点数表(下表)の7パターン{Aは1、2番人気からブービー人気、最低人気を除く全馬に(出走頭数に拘らず、ブービー人気、最低人気が3着までに入る確率は3%未満)。Bは1、3番人気から…}で7割以上のレースが決着していることが分かった。
競馬と釣りは同じようなところがある。競馬は取れなければつまらない。釣りは釣れなければ面白くない。しかし、競馬はただ取れればいいというわけではなく、収支がプラスにならなければ意味がない。
2003年の3回中山の表、2003年の1回阪神の表で検証してみた結果を見て戴きたい。3回中山は96レース中74レース(0.77)、1回阪神は96レース中71レース(0.73)が下記購入点数表の7パターンのいずれかで決着している。しかしこれだけ的中していながら、均等買いでは、3回中山では8日間中1日、1回阪神では、8日間中3日しか収支はプラスになっていない。したがって、「黒字決算」するためには、資金配分を考えなければいけない。
それは、レースによって当然変わってくるわけで、1番人気が絶対に3着以下にはならないと思えば、C、D、Fパターンは買う必要がなくなる。18頭立てならば、購入点数は37点減らせるわけで、その分資金配分を他のパターンに振り分けるといった方法も有効だ。
また、逆に「このレースは荒れる」と思えば、A、B、Cパターンを押さえに回しD、F、Gパターンを厚めに買うといった方法をとればよい。
いずれにしても、今回例に挙げた2開催のみではなく、どの開催をとっても、この7パターンが7割以下になることは、滅多にない。
したがって、1日12レースの内、少なくとも8、9レースはこのパターンで的中するのだから、あとはいかにうまく資金配分をするかにかかっているわけだ。
賢い資金配分をして、大儲けをすることをお祈りする。
購入点数表(アルファベット下の数字は人気を表わす) | |||||||||
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A 1・2 |
B 1・3 |
C 2・3 |
D 3・4 |
小計 | E 1・4 |
F 2・4 |
G 1・2+6〜9 |
合計 | |
18頭 | 14 | 13 | 13 | 12 | 52 | 12 | 12 | 20 | 96 |
17頭 | 13 | 12 | 12 | 11 | 48 | 11 | 11 | 20 | 90 |
16頭 | 12 | 11 | 11 | 10 | 44 | 10 | 10 | 20 | 84 |
15頭 | 11 | 10 | 10 | 9 | 40 | 9 | 9 | 20 | 78 |
14頭 | 10 | 9 | 9 | 8 | 36 | 8 | 8 | 20 | 72 |
13頭 | 9 | 8 | 8 | 7 | 32 | 7 | 7 | 20 | 66 |
12頭 | 8 | 7 | 7 | 6 | 28 | 6 | 6 | 20 | 60 |
11頭 | 7 | 6 | 6 | 5 | 24 | 5 | 5 | 20 | 54 |
10頭 | 6 | 5 | 5 | 4 | 20 | 4 | 4 | 20 | 48 |
9頭 | 5 | 4 | 4 | 3 | 16 | 3 | 3 | 20 | 42 |
8頭 | 4 | 3 | 3 | 2 | 12 | 2 | 2 | 10 | 26 |
購入方法(@は出走頭数) | |||||||||
(1・2→3〜@-2) (2・3→外し、4〜@-2) (2・4→1、3外し、5〜@-2) |
(1・3→4〜@-2) (1・4→2、3外し、5〜@-2) (3・4→1、2外し、5〜@-2) |