2020年の予想と結果

第81回優駿牝馬オークス
GI・3歳OP (東京・芝2,400m)

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 デゼル 55 C.レーン
2 クラヴァシュドール 55 M.デムーロ
2 3 アブレイズ 55 藤井勘一郎
4 デアリングタクト 55 松山弘平
3 5 ホウオウピースフル 55 内田博幸
6 リアアメリア 55 川田将雅
4 7 ウインマイティー 55 和田竜二
8 スマイルカナ 55 柴田大知
5 9 インターミッション 55 石川裕紀人
10 ミヤマザクラ 55 武豊
6 11 リリーピュアハート 55 福永祐一
12 マジックキャッスル 55 浜中俊
7 13 ウーマンズハート 55 藤岡康太
14 フィオリキアリ 55 田中勝春
15 チェーンオブラブ 55 石橋脩
8 16 ウインマリリン 55 横山典弘
17 マルターズディオサ 55 田辺裕信
18 サンクテュエール 55 C.ルメール

このレース、(4)デアリングタクトに桜花賞の疲れがどれ位残っているかにかかっている。桜花賞2着で「NHKマイル」(2着)に行ったレシステンシアにも相当な疲労が残っていたことが見て取れた。桜花賞の馬場がいかに過酷だったかを物語っている。調教後の馬体重が462sしかなかったと聞いており、関西からの初輸送も含めて心配は残る。それでもここでは抜けていると判断したい。これだけの馬が3連勝全てで1番人気でなかったことが不思議だが、ここでは流石に断トツの1番人気だろう。完勝と信じる!!

 

問題は相手馬だ。2番人気濃厚と言われているのが、2戦2勝の(1)デゼル。鞍上も含めて人気になるのは分かるが、2勝目の1分47秒1の時計は信用出来ない。この週は時計が速く、3歳の未勝利戦でも1分47秒2が記録されている。上がり3ハロンの32秒5は、確かに驚嘆の数字だが、1番枠から揉まれた時には惨敗もあり得よう。同じく2戦2勝の(3)アブレイズも穴人気になっているが、この馬は6番人気、12番人気の伏兵として勝ち上がっている。この手の馬がクラシックで上位に来ることはまずない。

 

対抗には1勝馬ながらも大きな素質を感じる(2)クラヴァシュドールに期待した。乗れているM・デムーロ騎手も心強く、デアリングタクトには勝てないと思うが、他馬となら互角以上か。

 

単穴には、逃げ馬(8)スマイルカナを抜擢したい。桜花賞の3着はフロック視されているが、逃げた4戦では全て馬券に絡んでおり、今回も怖い存在だ。

 

もう1頭、怖いのが急遽武豊騎手が乗ることになった(10)ミヤマザクラ。当初はこの馬を〇にしようと思っていたのだが、稽古の状況を見てクラヴァシュドールと入れ替えた。この馬が悪かったわけではなく、クラヴァシュドールのデキが際立って見えたからだ。このミヤマザクラという馬、大箱の左回りが絶好だと思っている。


・ 単勝
(4)500円
 
・ 馬単
(4)→(2)1500円、
(4)→(8)、(4)→(10)に各1,000円、
(4)から(1)(5)(7)(16)(17)(18)
   に各500円
 
・ 3連単
1着…(4)
2着…(2)(8)(10)
3着…(1)(2)(5)(7)(8)(10)(16)
        (17)(18)の24点に各500円
 
1着…(4)
2着…(1)(5)(7)(16)(17)(18)
3着…(2)(8)(10)
         の18点に各500円
 
(4)(2)(8)、(4)(2)(10)、
(4)(8)(2)、(4)(10)(2)に各500円


結 果

払戻金・給付金
単勝 4 160円 1番人気
複勝 4 130円 1番人気
16 420円 6番人気
7 830円 13番人気
枠連 2-8 700円 2番人気
ワイド 4-16 770円 5番人気
4-7 1,750円 14番人気
7-16 5,740円 50番人気
馬連 4-16 1,800円 4番人気
馬単 4-16 1,950円 5番人気
3連複 4-7-16 15,020円 47番人気
3連単 4-16-7 42,410円 119番人気

恐ろしい牝馬が誕生した。2冠を達成した騎手に失礼とは思うが、この日の松山弘平騎手の騎乗は全く褒められたものではなかった。あそこ(直線残り300m)で前が空かなかったら、3着も危なかっただろう。そこをこじ開けて伸びたデアリングタクトの強さは本当の本物。松山騎手は、デアリングタクトに大感謝して欲しい。馬が勝たせてくれた63年振りの快挙だった事を。

 

この日のデアリングタクトは、馬体重こそ前走時を維持していたものの発汗が激しく、万全の体調でなかったことは明白だった。デアリングタクト以外の桜花賞出走馬の最先着馬は、桜花賞12着のマジックキャッスルの5着。3番人気に支持されたクラヴァシュドール(桜花賞4着)は15着、武豊騎手のミヤマザクラ(桜花賞5着)が7着、C・ルメール騎手のサンクテュエール(桜花賞6着)が13着に惨敗していることからも、今年の桜花賞のダメージが如何に大きかったかは明白だ。それでも完勝してしまったこの馬は、もはや日本競馬界の宝である。この後は十二分に休養を取らせて欲しい。

 

コロナ禍の中、今秋の凱旋門賞挑戦は難しいとは思うが、アーモンドアイと勝負が出来るのは、この馬と来週、ダービー馬になるであろうコントレイルの2頭以外にはない気がしている。もしこの3頭が万全な体調で凱旋門賞に挑戦出来たら1、2、3もある気がしている。今年の日本の3歳馬レベルはそれ程高いと思っているのだが…。

 

単勝と馬単は的中したものの大取りガミで、馬券的にはお話にならなかったが、実にいい競馬を見せて貰った。

 

購入3万円・配当1万550円(△1万9,450円)


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