2013年の予想と結果

第54回宝塚記念
GI・3歳上OP 阪神 芝2000m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 ヒットザターゲット 58 福永祐一
2 2 タニノエポレット 58 浜中俊
3 3 フェノーメノ 58 蛯名正義
4 4 ダノンバラード 58 川田将雅
5 5 シルポート 58 酒井学
6 6 トーセンラー 58 武豊
7 スマートギア 58 松山弘平
7 8 ナカヤマナイト 58 柴田善臣
9 ローゼンケーニッヒ 58 ウィリアムズ
8 10 ゴールドシップ 58 内田博幸
11 ジェンティルドンナ 56 岩田康誠

現役最強と信じるオルフェーヴルの回避で興味は半減したが、4歳の雄2頭と牝馬ながら年度代表馬に輝いた(11)ジェンティルドンナが揃えば11頭の少頭数も致し方なしか。

誰がどう考えてもこの3頭が抜けているのは明白だが、今回に限れば3頭揃って不安材料がある。◎とした(10)ゴールドシップは、未だに速い決着の競馬に不向きの印象が拭えず、更には前走の大敗が彼の精神に及ぼす影響も計り兼ねる。

○の(3)フェノーメノは、去年の秋の彼でない事は確実だが、本当の本物になったのか、未だ判然とはしていない。

▲としたジェンティルドンナは、確かにオルフェーヴルに勝ったが、斤量は53kgである。今回は4歳の牡馬2頭と2kg差の56kgである。それでも彼女が一番か、という疑問である。

 

小生は、同斤(牝馬は2kg差を同斤とする)ならば、1がオルフェーヴル、2がゴールドシップ、3がフェノーメノ、ジェンティルドンナは4、5番手だと思っている。ゴールドシップが不覚を取るとすれば、彼が苦手とする“軽い競馬”になった時だが、阪神の11ハロンがそうした競馬になる事はほとんどないと思っている。万が一負けるとすれば、アンカツが夕刊紙上で言っていたゴールドシップのズルさで懸命に走らなかった時だけと思っている。

どうしても穴を買いたい人には、忘れ去られた時の逃げ馬(5)シルポートの逃げ切りしかあるまい。


・ 単勝
(10)1,000円
 
・ 馬単
(10)→(3)3,000、(10)→(11)2,000円
(5)⇔(10)各1,000円
 
・ 3連単
(10)(3)(11)を1万5,000円
(10)(11)(3)を5,000円
(5)(10)(3)、(10)(5)(3)各1,000円

結 果

払戻金・給付金
単勝 10 290円 2番人気
複勝 10 140円 3番人気
4 370円 5番人気
11 120円 1番人気
枠連 4-8 2,560円 6番人気
馬連 4-10 5,150円 10番人気
ワイド 4-10 850円 8番人気
10-11 210円 3番人気
4-11 860円 9番人気
馬単 10-4 6,180円 15番人気
3連複 4-10-11 2,910円 7番人気
3連単 10-4-11 23,420円 53番人気

内田博騎手、恐るべしである。恐らく彼もアンカツが指摘したようにゴールドシップのズルさを懸念していたのだろう。スタートと同時に先行馬群に押し上げ、ゴールドの闘争心に火を付けた。本当に強い馬は、これくらいの芸当は出来るのである。面喰ったのはフェノーメノの蛯名正義騎手だろう。まさかゴールドが、自分の馬よりも前で競馬をするとは夢にも思っていなかったはずだ。そのゴールドシップの上がり3ハロンの時計は、35秒2である。ジェンティルドンナに0秒7、フェノーメノに0秒6差を付ける問答無用の強さであった。

 

残念だったのは、シルポートの酒井学騎手である。小生は、ダノンバラードの川田将雅騎手がやった競馬を期待していた。結果は、ダノンバラードが逃げたのと同じ形になり、2着に粘り穴をあけた。シルポートがダノンのような競馬をすれば、上がり3ハロンを36秒前半で走れるはずなのだ。

フェノーメノもだらしなさ過ぎた。やはりゴールドとの間には、まだまだ差があるようだ。

馬券は単勝のみの的中だったが、ゴールドシップがオルフェーヴルに次ぐ存在である事を証明出来たのが何より嬉しい。某有名評論家殿は、ジェンティルドンナ“1強”とまで言い切っていたが、オークスとダービーの時計比較だけで、今の彼女をウオッカ、ダイワスカーレット以上とするのは如何なものか。本当に強い馬同士の競馬に時計は関係ない−と言うのが小生の持論である。

購入=3万円。配当=2,900円。(△2万7,100円)


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