2009年の予想と結果

第54回有馬記念
GI・3歳上OP 中山 芝2500m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 アンライバルド 55 M.デムーロ
2 ブエナビスタ 53 横山典弘
2 3 ミヤビランぺリ 57 吉田隼人
4 マイネルキッツ 57 三浦皇成
3 5 コスモバルク 57 五十嵐冬樹
6 エアシェイディ 57 後藤浩輝
4 7 マツリダゴッホ 57 蛯名正義
8 リーチザクラウン 55 武豊
5 9 ドリームジャーニー 57 池添謙一
10 スリーロールス 55 浜中俊
6 11 イコピコ 55 内田博幸
12 テイエムプリキュア 55 熊沢重文
7 13 シャドウゲイト 57 田中勝春
14 セイウンワンダー 55 藤田伸二
8 15 ネヴァブション 57 北村宏司
16 フォゲッタブル 55 C.ルメール

毎年言っているが、有馬記念を狙って馬を仕上げる調教師はまずいない。秋の大目標は3歳は菊花賞であり、エリザベス女王杯であり、古馬は天皇賞であり、ジャパンカップである。あのディープインパクトでさえ3歳時には、2着に敗れている。したがって、ここはどの馬に“オツリ”があるかを見極めるのが勝負となる。ただし、勝ち負け出来るのは一流馬に限る−というのが、グランプリのグランプリたる所以である。

そうした観点でみれば、今年勝つのは(2)ブエナビスタ以外有り得ない。3歳牝馬の優勝は、1960年のスターロッチまで遡るが、ここ3戦の敗戦は、安藤勝己騎手の乗り間違いと断じる。小生の評価は引退したダイワスカーレット以上、少なくともここ20年で最強の牝馬だと考えている。53kgなら負けられない!!

中山競馬場では、別馬になる(7)マツリダゴッホだが、(8)リーチザクラウンの参戦で今回は厳しい競馬になるのでは…。

そこで相手には、久し振りに57kgで走れる(9)ドリームジャーニーを指名する。430kgに満たない小型馬だけに1kgでも軽くなるのは大きい。

▲には、天皇賞馬(4)マイネルキッツ。小生の評価は未だB級馬だが、前走のJCでは、少なくともここに出ているメンバーでは最もいい競馬をしている。

名手・デムーロに乗り替わった(1)アンライバルド。ダービーの敗戦ショックから立ち直っていないようだが、皐月賞を勝った舞台での復活も。さらにフロックでは勝てない菊花賞を制した(10)スリーロールス、2着争いはここまで。

その他の△各馬は3着までか。


・ 単勝
(2)
・ 馬単
(2)→(9)、(2)→(4)、(2)→(1)(2)→(10)の4点。
・ 3連複
(2)(9)を軸に
(1)(4)(6)(7)(10)(14)(16)へ7点。
・ 3連単
1着(2)
2着(1)(4)(9)(10)
3着(1)(4)(6)(7)(9)(10)(14)(16)の28点。

結 果

払戻金・給付金
単勝 9 400円 2番人気
複勝 9 150円 2番人気
2 140円 1番人気
6 380円 9番人気
枠連 1-5 510円 1番人気
馬連 2-9 740円 1番人気
ワイド 2-9 320円 1番人気
6-9 830円 6番人気
2-6 1,400円 19番人気
馬単 9-2 1,510円 2番人気
3連複 2-6-9 5,460円 10番人気
3連単 9-2-6 18,890円 27番人気

ブエナビスタの敗因は、ドリームジャーニーの出遅れ!出遅れた池添騎手は、結果として今年最高の騎乗でジャーニーを同年夏・冬グランプリ制覇に導いた。

大舞台で出遅れるのは、彼を真の一流ジョッキーと呼べない理由の一つなのだが、この日は余程自信があったのだろう。全く慌てず後方2番手を淡々と進み、2周目3コーナーから徐々に上がって行き、ゴール前でブエナビスタを差し切ってしまった。

一方、ブエナビスタの横山典騎手は、先行集団の後ろという絶好のポジションでレースを進めた。4コーナーで一昨年のグランプリ馬・マツリダゴッホが先頭にたち、場内がざわめいたが、見せ場は一瞬で終わった。

3歳牝馬によるグランプリ制覇は夢と消えたが、内容は全く悲観することはない。ほぼ最後方から追い込み3着に入ったエアシェイディと、上がり3ハロンの脚は0.1秒差というところにブエナビスタの凄味を感じる。

2010年の古馬GI戦線は、彼女を中心に展開することは間違いないだろう。この日も惨敗を喫したアンライバルドは、長期放牧に出し、立て直してほしい。このままで終わる馬では絶対にないと信じている。

※今年は、小欄管理人の入院騒ぎなどもあり、中盤以降は全く不本意な結果に終わってしまったこと  をお詫びします。

小欄をご覧頂いている皆々様が、幸多き年を迎 えられることをお祈りいたします!!


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