2009年の予想と結果

第69回皐月賞
GI・3歳OP 中山 芝2000m

予 想

◎本命 ○対抗 ▲単穴 ☆バクダン △複穴
1 1 ロジユニヴァース 57 横山典弘
2 リクエストソング 57 後藤浩輝
2 3 サトノロマネ 57 北村宏司
4 トライアンフマーチ 57 武幸四郎
3 5 ミッキーペトラ 57 田中勝春
6 ベストメンバー 57 四位洋文
4 7 ナカヤマフェスタ 57 蛯名正義
8 メイショウドンタク 57 藤田伸二
5 9 イグゼキュティヴ 57 松岡正海
10 ゴールデンチケット 57 川田将雅
6 11 アーリーロブスト 57 福永祐一
12 フィフスペトル 57 安藤勝己
7 13 モエレエキスパート 57 三浦皇成
14 アントニオバローズ 57 角田晃一
15 セイウンワンダー 57 内田博幸
8 16 アンライバルド 57 岩田康誠
17 シェーンヴァルト 57 北村友一
18 リーチザウラウン 57 武豊

ディープインパクトの凄さは、上がり36秒の競馬でも33秒台の脚が必要なレースでも全てに対応した馬だったということだと思っている。競馬では、「嵌った」と言う言葉がよく使われる。つまり、自分の型に嵌った時に無類の強さを見せる馬を形容する言葉である。そうした馬は、これまでにも何頭、イヤ何十頭と見てきた。しかし、ディープのような馬は、これまでに彼の他にはマルゼンスキー以外に知らない。

(1)ロジユニヴァースが、果たしてその領域の馬か否かはここでは分かるまい。金曜日の雨でパンパンの良馬場は望めまい。例え良発表でも中山の2000mで33秒台の脚が使えるような馬場に回復することはないと思うからだ。ロジの死角はただ1点。極端に上がりの速い競馬になった時だけと考えている。新馬戦以外、上がり3ハロンで35秒を切ったことがないからだ。九分九厘勝てると思っているが、たとえ完勝したとしてもディープの領域と断定できるタイムにはならないはずだからである。

“3強”の一角(18)リーチザクラウンは、大外枠を引いた時点で1冠の可能性はゼロになったと思っている。武豊騎手が、博打を打てれば万が一があるかも知れないが、おそらくハナを切るだろう。とすれば、ラジオ2歳の二の舞か。あの時は2着を確保したが、今回はロジとの間に2、3頭は入ってしまうだろう。

万が一に賭けるなら(15)セイウンワンダーしかないと思う。この馬、中山2000mがピッタリという気がしている。それこそ“嵌れば”ほんの僅かながらチャンスがあるかも知れない。

(16)アンライバルドは、新馬戦でブエナビスタに勝った馬である。スプリングSでも小生の期待に応えてくれた。しかし、あれでは物足りない。2着の有力候補としておこう。

むしろ怖いのは(12)フィフスペトルだ。いかにも勝ちみに遅くロジを逆転するのは無理だろうが、“2強”となら互角か。

△各馬は3着までと断じたい。


・ 単勝
(1)
・ 馬単
(1)⇔(15)、(1)→(12)、(1)→(16)の4点。
・ 3連複
(1)(15)を軸に
(3)(5)(7)(10)(11)(12)(13)(16)(18)へ9点。
・ 3連単
1着(1)
2着(12)(15)(16)
3着(3)(5)(7)(10)(11)(12)(13)(15)(16)(18)の27点に
 
1着(15)
2着(1)
3着(3)(5)(7)(10)(11)(12)(13)(16)(18)の9点を押さえ
  36点。

結 果

払戻金・給付金
単勝 16 610円 3番人気
複勝 16 280円 2番人気
4 1,470円 10番人気
15 870円 7番人気
枠連 2-8 5,170円 15番人気
馬連 4-16 11,940円 28番人気
ワイド 4-16 3,360円 31番人気
15-16 1,570円 15番人気
4-15 10,240円 69番人気
馬単 16-4 18,390円 48番人気
3連複 4-15-16 67,600円 132番人気
3連単 16-4-15 390,930円 670番人気

不可解!?ロジユヴァースの敗戦は、どう解釈すべきか。「今日は走りたくなかった」としか思えない。  1分58秒7の勝ちタイム、勝ち馬の上がり3ハロン34秒6。もしかすると、これが敗因か。だとすれば、所詮それだけの馬だったということ。“ディープインパクト級”の馬は、そう簡単にはいないということなのだろう。

アンライバルドは実に強い競馬で勝ち、タイムも申し分ない。素直に牡馬の頂点は、現段階でこの馬であると考えていいだろう。しかし、3歳馬の“頂点”は、未だブエナビスタであると考えている。  もしブエナビスタが、オ−クスを捨て、ダービーに挑戦してきたら、勝てると思っている。

今回の競馬で、ダービーで期待出来そうなのは、アンライバルド以外では、2着のトライアンマーチだけか。勝ち馬を凌ぐ34秒4の上がりで4コーナーから16頭をゴボウ抜き、只者ではない。  対抗に期待したセイウンワンダーは、よく走ったが3着が精一杯だった。現在の彼の実力か。ダービーでは、掲示板一杯といったところだろう。


前のページに戻る