昼食後は台湾式シャンプーに行きました。この日も暑かったのでシャンプーありがたかった(後で聞いたら、32度ぐらいあったらしい。4月の頭でここまで暑いのは台北にしても暑いほうだとか)。この日シャンプーしてもらえるからと、前の晩、洗髪しなくてすんで楽だったし。 台湾式シャンプーといえば、よく「座ったままでシャンプー」と言われてますが、座ったままというのは、洗髪台に行かないで、髪の毛を切る鏡の前の席に座ったままやるということですね。あと、髪の毛を濡らさないで乾いたままのところへシャンプーをかけるので、「乾式」と言うこともあるような。 まあ、旅行パンフレットにも写真と説明があったので、どんな感じかは想像ついてたのですが、私、これ、やる前にちょっとした疑問がありまして。
……ああ、さいですか。 そんなこんなで、台湾式シャンプー初体験。我々が麺食べてる間に李さんが近場で探してくれたのが(ツアー会社の方では別に指定してなかったらしい)、「小林髪廊」という美容室。大きいチェーン店で色々な場所にあるようです。我々が連れて行かれたのは「度小月」からかなり近い所で、デザート屋の「東區粉圓」と同じ並びにあるお店でした。店内は日本の美容院と同じ感じです。 案内されて鏡の前の席につくと、若くて可愛い担当の娘さんがやってきて、肩にタオルをかけると、早速、シュガーカットの入れ物というか、外食屋でドレッシングやソースを入れて置いてあるようなプラ容器(ホットドッグ屋のケチャップ入れのがわかりやすいか)から、シャンプーを少しずつ頭頂部に垂らしては泡立て、垂らしては泡立てしていきます。少しずつとはいえ、どんどんシャンプーを追加していくので、あっと言う間に泡がもりもり立っていきます。でも、泡がしっかり立つようにできてるシャンプーなんでしょうか、全然、下に垂れてこないです。そして、シャンプーがほとんどマッサージ状態で、すごく力入れて地肌をゴリゴリやってくれます。かなりいい気持ちです。乾いた髪にシャンプーなんて……と思いますが、実際にやってもらうとそれほど違和感もないものですね。 全体にしっかり泡が回った所で、美容師さんが何かを取りにいったん席を離れたので、せっかくだから、この間に写真を撮ることにしました。横の方に置いておいたカバンからデジカメ出して(頭泡だらけなんだが、全然、垂れてこないので席を立つのなんか余裕)、まず、Pちゃんを撮影。自分も撮ってもらおうとカメラをPちゃんにパスしたところで、お姉さんが、手に何やらつけて戻ってきました。そして、私達が写真撮影をしているのを見るや、ちょっと待てと手ぶりでPちゃんを制し、私の髪の毛を写真用にわざわざ持ち上げてセットしてくれました。正直、若くて可愛いだけの娘と思っていたが、こんなに気のきく子だったとは……あなどれん。
……この子は、なんで、こう、何を聞いてもさっさと答えられるのだろうと思う一方で、一瞬、水性キンチョール CM の大滝秀治翁のように「つまらん! お前の話はつまらん!」と返してみたくなったのも事実。
さて、シャンプーが終ったら次は占いなのですが、その前にツアーのお約束、土産物屋に寄ります。ツアーだから覚悟はしていたがね。「私の顔を立てて何か気に入ったものがありましたら、買っていただけたら幸いです。」と李さん。「あ、でも、気にいったものがあれば、でいいですよ。無理に買っていただく必要はないですから。」 そういう李さんが台湾のお土産でお薦めというのが、よりによって宝石。別に李さんが宝石屋と結託してるとかいう話ではなくて、台湾でしかとれないというキレイな宝石があって、李さん自身も先日、奥様にプレゼントしたのだとか。そして、奥さんからは「もう一つ欲しい」と言われているそうな。でも、奥様、その大事な石を隠しておくのに、古い下着にくるんでいたので、李さん、うっかり間違って捨ててしまうところだったそうです。「とてもきれいな石ですから、お二人も一生懸命働いた御褒美としてどうですか。」みたいなことを言われて、なんとなく苦笑いする我々……いや、Pちゃんはよく働いているけど、私はなあ……。 連れてこられた土産物屋(どこにある何という店なのかはわからない)は、地階に広大なフロアを持っており、なんとなく表参道のアジアンマーケットを思いだしたり……いや、ただ単に、地階にあるだだっ広い土産物屋だというだけの話だが。 手近な金髪水晶のコーナーを見ていたら、さっそく店のおばさんに「親子ですか?」と声をかけられる私とPちゃん……はいはい、いいですよ、そういうことで。金髪水晶というのは、石の中に細い線(チタンの結晶)が入っている水晶で、高いものだと、確かに金髪の細い束が入っているように見えて、なかなか素敵な石でした。肩凝りにきくらしい。でも、高い。 李さんが奥様に買った石も教えてもらいました。名前を忘れてしまったのですが、藍宝石とかいうような、色名+宝石というひねりのない名前だったような……すみません、うろ覚えです。これは確かにきれいでした。トルコ石に透明感を足したような感じの、少し黄色がかった(緑寄りの)水色の石です。私、誕生石がトルコ石なんですが、トルコ石って透明ではないので、色は好きなんだけど、これだったら別にプラスチックでいいよなあとか思っていて(とてもいい加減)、今まで欲しいと思ったことがないのですが(まあ、そもそも宝飾品には金かけないほうですし)、この台湾の石みたいに透明感があるものだったら、トルコ石の代わりにちょっと欲しいかも……と思ったが、高かった。すみません、ホテルグレードをエコノミーにしてきた人間には無理でした。
何が嬉しいのか二人でそんなことを唱和しながら、ここではもっぱら目の保養をしていました。宝石以外に茶とか食べ物とか茶器とか他の土産物もあったのですが、それほど購買欲をそそられるものもなく(ヘンなTシャツとかあったら買ってもいいかなとは思ったのだが、手頃でユルい物件は何もなし)。 Pちゃんは、我々を親子認定した店員さんに、しつこく金髪水晶のブレスを勧められていましたが(しかし、店員さん、親であるはずの私にはちっともアタックかけてこなかったのには笑いました。「お母さん、お嬢さんに買ってあげたら」みたいなことも言わないのね。まるで、私とPちゃんの「買う気オーラ」の差が見えているかのようだった)、長考の末、結局、買わないことに。 台湾藍宝石(というのかもしれない石)については、宝石の名前には割と適当な通称がつけられていることが多いようで、ネットで調べてみてもはっきりとはわからなかったのですが、一説にあるように、クリソコラという石の石英化がすすんだもの(ジェムシリカ)がかなり似ているかと……参考:http://www.a-original.co.jp/gem/chrysocolla.htm。クリソコラは台湾以外のところでも採れるようなので、もしかしたら違うのかもしれませんが、少なくとも見た目は結構似ている。透明度の高いジェムシリカの方はそれなりに希少ではあるらしいです。クリソコラもトルコ石よりは透明感があるようで、いいですね。パワーストーンとして出回っているようなので、そんなに高くないのがあったら買ってみるかな。
お供物が食べ物ばっかりなんですよね。果物や、家で作るなり、買うなりしたお菓子がどっさり……これ、後でどうするんだろうか。お寺の人達で食べるのか、それとも、どこかへ寄付したりするのかしら。夏場になったらすごい気温と湿度だろうし、どんどん痛んでいくのではないかと余計な心配。 李さんに占いの仕方を教えてもらいました。「私とPさんとコシバさんで、商売をやろうということになったとします。でも、私はお二人のことをよく知りません。信用しても大丈夫だろうか、と思ったときに神様にきいてみるわけですね。」……この場合、神様に聞いてみるまでもなく、私らと商売なんてするべきではないのは明らかですが、それはともかく、ご神託のうかがい方としては、神杯という赤い三日月型の、片方が平らで片方が盛り上がっている札を二つとって、これを投げて表と裏の組み合わせが3回連続で出たらよし、とかそんな感じだったかと。周囲を見てみると、皆さん、なんだかいつまでもいつまでも投げているようなのですが、すると、どうやら3回しか投げられないわけではなく、3回連続して表裏が出るまでやっているようですね。時間がかかりますね。 ……というか、吉が出るまでやっていいなら、占いの意味ないような気がするんですが。このあたりの事情は、結局、あまりよくのみこめないまま、「はいはい、目的は占いだから!」ということで行天宮は引きあげて、占い横町へ移動。
行天宮側の列の真ん中あたりのブースにいる男性二人が有名な先生だそうで、日本語もわかるし、うち年輩の先生は NHK にも出たことがあるとか。NHK って、そういえばお茶屋でも NHK でお茶の飲み方やってるとか言っていたが、どういう番組やってるんだろうか。 まあ、誰に占っていただいてもよかったのですが、御年配の先生を P ちゃんにさり気なくおすすめして、私は若い方の先生(といっても若者ではない)にみてもらうことにしました。いや、年寄りは言うことに容赦なさそうな気がしたってだけのことです(へたれ)。 占い料金はツアー料金に入っているのが300元分。で、自分で200元足すとこの先3年の占い、さらに500元プラス(合計1000元分)で一生分の占いをしてもらえるということだったので、そんな先のことはいいやと思い、200元プラスで3年分見ていただきました。 私の方の先生は生年月日で占ってくれました。四柱椎命というやつですかね。手持ちの本を見て、所定の用紙に色々書き入れてくれます。 今となっては多少、言われたことを忘れてしまっているのですが(紙はいただいてきたのですが、読み方がわからん)、一つよし!と思ったのが、「あなたの場合、早い結婚は失敗します」。これを言った後、先生が私の顔を見て「結婚されてますか?」と聞くので、「いえ、してないです」と答えると、「それでよかったです」と力強くうなづかれました。ここにきて自分の人生を肯定されたのが、大変、嬉しかったです(笑)。 あと言われたのは、山気を出すな、株は買うな、今やってる仕事をコツコツやってる方がよし、会社を起こすより会社員として働く方がいい、最終的に社長補佐になる、とかそんな感じですかね。最後の社長補佐だけは、そりゃないだろと思いましたが、その他については自分でもそうだろうなと思います。恋愛・結婚運の方は、ここ数年に波が来るのでその流れで結婚できればすればよし、しかし、これを逃したら(まあ、逃すと思うんだが)、後でもし恋人ができても、結婚はしないで同棲にしといた方がよいとのことでした。これも、自分としては納得できる線ですね。 締めに言われたのが「今年は仕事よりも、恋愛の方をがんばって下さい。」……今まで、この方面をがんばったことないんで、どうがんばればよいのか真面目にわからないのですが(しまった、こういうことを聞いとけばよかったよ)。そして最後の最後に「大事なのは見かけではありません、中身で選んでください」……さすがは占い師。こりゃ、やっぱり、何かを見抜いているよ。 Pちゃんの方はどうだったかというと、親孝行な子だと言われたとか、勉強しろと言われたとかいう話でした。先生が言うには「私もがんばって英語の勉強をしたから、外国のお客さんもとれるようになって、占いの仕事を増やすことができた。お前も、やればできる子だから、がんばって英語とか勉強しろ」というようなことを言われたとか。「なんかお爺さんに諭されている孫のような気分でしたが、内容的には、これって占いなのかなあという気もしました。」とのことですが、何やっても無駄と言われるより、全然よろしいのではないでしょうか。がんばってください。 些細なことなのですが、Pちゃんの方は米つまんでやる占いもやってもらったようで(Pちゃん、ツアー代金分の300元コースだったのに)、それがちょっとうらやましかったです。 あ、あと、ここの通路には産毛取りの人も数名待機しています。やりませんでしたが。 二日目、まだ終りません。次はついにあの名店の小龍包です。あ、その前に、足ツボ。 |