超銀覚え書 (1)


2005年12月某日、歳末笑い納めということで都内某所で超銀をウン十年ぶりに鑑賞しました(協力:まさをちゃん。どうもありがとう)。
チューボーの頃映画館で一度見たっきりだったので、なんかアレだったなあという感想はぼんやり残っていたものの、結構、色々なことを忘れていて、見直してみたらば想像以上の中身のなさに大笑いしつつも、あらためてがく然としました。いやはや。

というわけで、自分でも今さらだよなあという気はするのですが、他にすぐ出せる更新ネタもないので、覚え書き程度の超銀の感想をぼちぼち書いてみるかと。もう色々な HP に面白いレビューがいっぱいあがっているんですけどね……。

見直したと言っても一度見直しただけで、今現在、手元に資料がコンプリ本以外ありませんので、いい加減なところもあるかと思いますが、そのあたりは御容赦下さい。


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スタートはどこにあるのかよくわからない国際宇宙研究所から。『国際宇宙研究所』(『国際宇宙科学研究所』だっけ? ま、いいや)、この名称を見ただけでなぜかとってもアバウトな印象を受けてしまうのですが(ネーミングとしてはごく真っ当なはずだが)、それはこの映画全体を通して言えることです。何もかもが大雑把で大味。さすが脚本にアメリカ人が入っているだけのことはあります(超偏見)。

さて、その宇宙研究所、背中にイワン(茶髪)を背負ってなぜか観葉植物に水やり中のギルモア博士に、同研究所のコズモ博士は、宇宙の超エネルギー・ボルテックスのコントロール理論が完成間近ですぞ!と熱く語っているわけですが、ギルモア博士はふーんってな感じで流し聞き。

超エネルギーって言われても、どこにある何のことやらよくわからんのですが、とにかく超エネルギーなのです。なんだろう、冒頭から「超」という接頭辞がインフレを起こしているような感じがするのだが、仕方がないのか、超銀河伝説だから。

ともかく、ボルテックスは宇宙の超存在(?)で、超エネルギー=すごいエネルギーなので、これがコントロールできれば地球のエネルギー問題はあっという間に解決するようです。科学者なら「そりゃ、すごいや!」と反応しそうなものですが、ギルっちは、なぜか冷淡。なんだか、いつも知的好奇心満々っぽいイメージのある博士とは思えない無関心ぶりですが、もう第一線からは退いたということでなのでしょうか、御隠居。というか、ギルモア博士の専門って人体工学だったと思うが、なんで宇宙研究所で水やりなんかしてるんだろう。宇宙で使うロボットの開発でもしとるのか。というか、こんな熱意のない人間をおいといても仕方ないのでは、宇宙研究所。

まあ、ギルモア博士の立場はよくわからないのですが、ボルテックス理論への無関心は、後になってみると、この理論のトンデモぶりになんとなく気付いていたためととれなくもない。でも、そのあたり、制作側は別に何も考えていないでしょう。

ちなみに、コズモ博士、コズミ博士とは一字違いですが、全然感じの違う人です。私はなぜか、この人を見て「山城新伍」と思ったのですが、あとで山城新伍を見てみたらそんなに似てなかった。こんなヒゲも生やしてないようだし。強いて言えば生え際と眼鏡ですか…。

そうこうしていると、突然、イワンが予知泣き。宇宙からすごい敵がせめてきて地球が大ピンチになるよという予言、もとい予知をします。

この、宇宙からのすごい敵、この時点でどのようにイワンが言ってたかは忘れましたが、「悪の権化・ゾア」と言います。キャッチフレーズか枕詞かしりませんが、「悪の権化」は言及の際、もれなくついてきます。これがついている以上、このゾアが「なんかしらんが、とてつもなく邪悪で強大な敵」であることは自明の理であり、特に追加的説明を要しないことになっています。大雑把ですが便利な手法です。

うわ、そんな悪いやつがせめてくるなんて大変じゃん、サイボーグ戦士達をよんでくれよ、頼むよ!というコズモ博士。話が早いです。

「あの子たちに会える……いや、しかし、せっかく平和な暮らしに戻れたあの子たちをまた戦いに巻き込むのは……」みたいなことを言って、ちょっと悩んでみたりするギルっち。でも、ここで延々悩まれても話がすすまないので、サイボーグ諸君召集。

ここで、皆さんの平和な暮らしっぷりがちょっとはさまるのですが……ジェットの職業(?)が闘牛士です。そして、ハインリッヒ(今回は「リッヒ」)は004のゼッケンをつけてスキーしてました。娘はバレリーナ、ジョーはレーサーですね。

さて、研究所に呼びつけられたサイボーグ諸君、色々説明を受けていると、海に怪しい物体が落ちてきます。UFO か!? 008(世界照準バージョン)が早速服を脱いで落下地点へ泳いでいきます。すっごい大きい見たことのない不思議な形状の宇宙船みたいなものが海底に……で、この時、結局、ピュン助は何も見つけずに帰ってくるのですが、その後になって娘が遠視で「待って、何か出てくるわ」みたいなことを……超銀に限らず割とよくあることですが、娘、お前は初めっからちゃんと見とけや。ピュン太、無駄泳ぎ(たぶんデモンストレーションだったのでしょう)。

宇宙船から白い通路みたいなものがウィーンとのびて、そこからサイボーグさんたちのところにやってきたのはそら豆宇宙人。イワンが思考を読んで(確か)敵意はないことが明らかに。

皆さんの前で身の上話をするそら豆人の正体はコマダー星人のサバ(VC:のび太)。コマダー星はどこにあるんだか忘れましたが地球の兄弟星(ってどういう意味かよくわからんが、環境が似ている星ということでしょうか)。というか、「コマダー星! 聞いたことのない星ですな」とか言ってたコズモ博士……あるわけなかろうが。だいたい、地球外生物との接触は、これが嬉し恥ずかし初体験のはず(そういう設定じゃないのか?)。仮にコマダー星が地球でも存在を確認されていた星だとしても、現地の方々との交流がない以上、地球の科学者はそれに自分でテケトーな名前をつけて呼ぶわけだから、「コマダー星」という名で認識されているわけはないですよ。

ま、それはともかく。コマダー星は高い文明をほこっていたが、悪の権化・ゾアに目をつけられ徹底的に攻撃され、ほぼ全滅(なんでそこまで徹底的にやられたのかは不問。だって、ゾアは悪の権化だから)、わずかな生き残りが宇宙船に乗って逃げるも、結局、それも攻撃されてしまい、なんたらいうカプセルに入っていたサバだけがなんとか助かったという。サバのお母さんも死んでしまい、お父さんはボルテックスのエネルギーのコントロール方法を研究している科学者だったので、ゾアに攫われてしまったという……(ここで、コズモ博士は兄弟星にも自分の同類がいたことを知ってプチ興奮)。悪の権化・ゾアは宇宙支配をたくらみ、そのためにボルテックスのエネルギーを利用しようとしてるのだそうです。

ということで、サバ少年、地球のサイボーグの皆さんに「お父さんを助けて下さい」とお願いするのですが……藁にもすがる気持ちはわかるが、こんな宇宙船つくって地球くんだりまで飛んでこれるコマダー星のレベルに比べると、地球の科学力ってばほんとに藁ではないかと。

で、そうこうしてるうち、またも見計らったようなタイミングで研究所にあくどいルックスの宇宙人が! ひとしきり応戦するサイボーグ達だが何もきかない。それもそのはず、三次元投影だったのです。すげー。で、この三次元投影の人は、ゾアの一味、タガス軍団の……誰だっけ……ガロか。で、何しに来たんだっけか……すいません、これまた忘れましたが、たぶん、戦線布告かなんかだったかと。

で、ゼロゼロさん達の前に出て来たのは立体投影だったのですが、なんか本体は、娘が見て言うには「月の方へ向っていった」 そうで???(この辺、色々忘れた)、どうやら、タガス軍団は月を足場に地球攻撃を着々準備中という、待ったなしの状況があれよあれよと言う間に明らかになったわけであります。

タガス軍団も手間暇かけて立体映像なんて出して演出してる間に地球なんかサクっとやっちゃえそうな気がするのですが、それだと話にならないので目をつぶる。

このようなわけで、ゼロゼロズも月なり宇宙なりに行かないといけなくなったわけですが、しかし、どうやって……といったところで、当然ですが、サバ君が「ぼくの船使って下さい」とオファー。

ただし、サバ君の乗ってきた宇宙船(イシュメール号)は戦闘用ではないので、装備を何とかしないといけません。国際宇宙研究所ががんばって武器を準備して搭載することになりました。

ということで、イシュメール号の整備を待つという口実により、出陣前にちょっと一息、告白タイム(これも戦闘モノの大事なお約束ですからね)。

いいところ(?)なのですが、長くなってきたので一旦切ります。

(ごめんなさい、続きます