「ミュートス、終章」感想

先週のおさらいはオープニングで。本編、時間かかるのね?
早々に戦闘開始。アポロン、今日はアゴの線がちょっと大人チック? 敵方、牛もポセイドンもアトラスも勢ぞろいできましたな。もう、なにしろ大騒ぎで、めまぐるしいったらありませんでしたが、よかったですね、戦闘シーン。最後はこれぐらいやってくれないとね。ジェったんも加速してくれたし。
それにしても、アポロンの神様なりきりっぷりが見事。「けがらわしい手で姉うえにさわるな!」に引き続き、「試作品サイボーグごときが、神の顔に泥をぬるとは!」で、マジギレにございます。『顔に泥を塗る』って慣用句の、あまりにも文字どおりな用法に、ちょっと笑ってしまったり。
博士と187組は、増幅装置担当。あっ、カバ男、また、なんでこんなとこに……。このお話におけるカバ男の役割って、「なぜ、わざわざこんな姿に……」という、ガイア博士の趣味の悪さ(?)を強調するためだったのですね。原作でも、そんな感じではあったが。ところで、神様軍団におけるカバ男のポジションって、ゼロキュウ組でいうと6……? あ、いえ、言ってみただけです。ゴメンナサイ。
ヘラ、直立で飛んできたよ、こえーなー。それにしても、よいお声ですね、なかなか(新キャラ出るたびに同じこと言ってるな、私)。さあ、 ESP 対決です。イワン、素敵よ! あなたの「大丈夫」は本当に大丈夫そうに聞こえるわ!
あらら、またしても「まとめて」やられちゃいそうな、93組。危うし!と思ったところで、水……? ポセイドン、あんた、思いっきりアポロン様の邪魔してるわよ。4は牛と対決、ジェロさんは大きいもん同士でアトラス相手ですか。
浅瀬のアルテミスが色っぽいです。横座りの腰から脚のラインがまた、なんとも……。
ガイア博士登場。博士にとって、サイボーグはすべからく芸術作品なのです。はい。「自己満足のために、あんな姿に!」と怒るギルモア博士。「あんな姿」で思い浮かべているのは、カバのことですね? しかし、五体満足の人間に不必要な改造をほどこすこと自体がそもそも「自己満足」なのであって、このさい、「どんな姿」だろうが、もう、五十歩百歩じゃないかという気もするんですけど。ああ、あと、「人の記憶」とか何とかもな……(しかし、ガイア博士とこんな論争をしていたギルモア博士、そもそもサイボーグ開発の目的を何だと思ってたんでしょうかね、当時)。で、ブラックゴースト、まだ、あるわけですね。
などとゴチャゴチャ言っているうちに、エネルギー増幅装置が妙なことに……。ああ、こりゃ、最後は決まったな、もう。
(ここでCMです。DVD「バトルアライブ2」にはフランソワーズのフィギュアが……ちっ、やっぱり緑か。)
後半です。もう、エネルギー増幅装置の暴走で、島中、バタバタになってます(ジェロさんに言わすと「大地が怒っている」なのだが……)。イワンに「脱出スルンダ!」と言われて、「簡単に言われてもよ!」と返すジェったんが、わたしは、やっぱり好きなんですよ。
空飛ぶカゴとオバチャンのおっかけっこ、なのか、二人仲良く逃げてるのか。もはや、状況が混乱して何が何だか……。しかし、ヘラ様は溶岩にのまれてしまうんですかね。イワンは、あれは、逃げたんだろうな、きっと。
島の天変地異に牛もびっくり。3をかばう5は、やっぱり素敵! 気づかう3も素敵! 今日もカップル萌え。53万歳!
「様子がおかしい」と、とりあえず休戦を提案したげな9に、やはり聞く耳もたないアポロン様。マントをとるのは本気のしるし。9番もマフラーとったほうがよいのでは。ああ、しかし、しかし……。いやー! 姉うえ様ーーー!!! 予想通りとはいえ、アポロンのうろたえ様がかわいそうすぎる……。ふえええ。「人は、愚かな人でしかない。だからこそ、こんなに愛しい……」ベタだが泣くしかないな、ここは。「愚かだからこそ愛しい」っていうのは、アポロン様、一般論というよりは、あなたのことを言っているように思えるのですが、いいでしょうか、それで。
それにしても、いつの間にか全員集まって上から見てるってのが、なんかな……。
アトラスがやさしいです。彼は神々チームのジェロさんなのですね。他の神々もアルテミスが死んで、しんみりしているようですが……。しかし、アルテミスやアポロンはともかく、残りのヤツらって、そもそも、ガイア博士の嘘の大義名分(愚かな人間の戦いを終わらせるために戦う)自体、どれだけマトモに聞いてたんだか。ただ単純に「神様」としていばって、力を誇示していただけのような気がするんだけど……。だって、彼らって悩んだり物考えたりしなさそうだもの。
エネルギー増幅装置の暴走に、なんだかえらく大喜びでイってしまっているガイア博士。しょうがない人です。それにしても、「本当の神は私」とか思っていながら、あえて下僕(?)に甘んじていたあたりが、相当イヤラシイですね。そんな彼も、アポロン様の怒りの指ビームで、あっさりやられてしまいました。そうこうしているうちに、島は崩壊寸前。しかし、アポロン様はその場から動きません。「オレは神だ! お前たちとは一緒に行かん!」というアポロンに、「では、アルテミスは何で死んだんだ? 何で助けられなかったんだ?」と返す島村。この人、今回、何気に弁が立つな。どうしたんだ。それでも、なお、「では、この姿は何だ!?」と、あくまで神としての自分から抜けられないアポロン様。ああ、それはただのコスプレなのに!!!
まあ、でも、人間の頃の記憶がなくて、頭が燃えて指からビームでるようじゃ、自分を神と思っても仕方ないですね。
一方、外では、他の「神々達」も島と運命を供にすることに決めたようです。しょせん、彼らはこの作られた「世界」でしか生きられないのですしね(特に大きい人達)。パンも、003の声に悲し気な顔を向けながら、落ちてゆくアルテミスを追うように炎の中に消えてしまいました。わけもわからず生まれ、わけもわからず死んだという意味では、この子とカバ男が一番かわいそうな気がする(神様チーム、みんなかわいそうだけどさ)。
他のメンバーが、なかば呆然と事の成りゆきを見ている間に、しっかり脱出手段を確保しているのは、さすがの001。皆さん、目の前のことに気を奪われすぎですよ。
マグマ島(だったっけ?)の最後をドルフィン号の甲板で見守るゼロゼロズ……(パンのしっぽに結んでやったフランのハンカチが飛んでくるっていうベタ演出に、いろんな意味で感動)。自分達の兄弟とも言えるミュートス・サイボーグ達を思う胸中は複雑です。違いは、彼らが「人としての記憶を消された」=「人であることを閉ざされた」点だけだった。後味の悪い戦い。「何のために戦っているのか、わからなくなる」空しさ。「迷ってはいけない。戦いや争いのない世界は絶対にくる。そのために戦うのだ。」というジェロさん。この「戦いのない世界のために戦う」というフレーズも、ちょっと字面だけ見ると、今回の神様チームの「戦いをなくすための戦い」に似ていなくもないところが、ビミョーな感じ。まあ、誰を倒すべきかっていう判断が正しければ「正しい戦い」になるんでしょうけど、そりゃ、アニメは絶対的な悪役がいるからいいけどさって話ですわな。
それにしても、島村くん、「ぼく達は戦う最後の人間になろう」ですか。いきなり大きくでたな。噂では、平ゼロには「しまむーの成長物語」というコンセンプトもあるらしいですが、段々リーダーらしくなってきたというより、ドサクサにまぎれて一気に口をきくようになった気がしないでもない、ミュートス編しまむー。いえ、いいんです。がんばってほしいんです。ほんとに。
ミュートス側との対決が、結局、エネルギー増幅装置の暴走による島の崩壊(イワンとヘラの対決で誘発されたという意味では、イワンのおかげ)という形で片付いたのは、ある意味、原作の終わり方に似てるのかな。いや、でも、このシリーズは見やすかった。原作の設定、セリフを踏まえてのアレンジもうまくて、よかったです(終わってみると、アルテミスとジョーはもっと絡んでもよかったかもという気すらするが、4回しかなかったからね。その手の話はヨミ編に持ち越したほうがいいでしょう)。こんな感じで、最後までいってほしいです。
次回予告
「あれから、どれだけの年月がたったのだろう」…………ききたいのはこっちだよ、博士。次回「ギルモアノート」。題名だけで、なぜか大笑い。博士、ノートに何つけてるんだ。すごい楽しみなんですが。来週は一回休みですね。やれやれ。