Conclusion GOD'S WAR 〜序章〜 宇宙の産声 感想 B


(ネタばれします。これからご覧になる方はご注意下さい。)

ええと、いつまでもこの話ひきずっててもしょうがないので、さっさと終わらせましょう。

ゼロゼロズ、絶対絶命!だったのですが、B パートはじまってみたら、邪鬼の攻撃は終わっていました。まあ、そんなもんですよね、割と。

あちこちで倒れているゼロゼロズ。でも、改造能力もスーパーガンも使えずに、あれだけ一方的にやられていたのに、誰も死んでないところがすごいです。

「とことん破壊されちまったな、オレ達の体は……」と能波通信で9に語りかける4。川に突っ伏して全く動けない様子。しかし、先程まで心を支配していた妙なイラだちは消失したもよう。「憎んでいた機械の体が使えなくなったら、憎しみも消えちまったってことか……」

「ちがう、それがヤツらのねらいだった……まどわされては、怒りや憎しみに心をまかせてはいけなかったんだ……」という9。ちょっと『アステカ編』っぽい感じもするかな、このパターン。憎しみや不安にかられ攻撃本能を発揮すると、その分やられちゃうっていう。あの時も機械使えなかったし。

しかし、とことん往生際が悪いというか、しぶといというか、打たれ強く諦めないのが島村です。フラつく体で必死に起き上がります。

「このままボク達は終わらない!」

……立ち上がり叫んだとたん、発光するしまむー。ついに訪れた新たな『目覚め』の時。



ここで、やっとイワンちゃん登場です(しかも、大小とりまぜ5、6体ばかりフワフワと)。

ソウダ、じょー
キミタチハ、マダ、タタカエル

キミ達ヲ 支エテイルノハ
肉体デモ 機械ノ体デモナイ
体ハ 心ノ 入レ物ニスギナイ

ミンナ、立チアガルンダ
心ノ中ヲ見ツメルタメニ


イワンのまわりに集められる8人。そして、彼らの前頭部(と、なぜか防護服の4つボタン)から先程のジョー同様、まばゆい光が。

そして、我に返った8人は、「サイボーグ超戦士」として目覚め、格段にパワーアップしていたのでした。

あとの大筋は、テレビ放映時の通りですね。パワーアップ能力のデモを兼ねた邪鬼との戦闘シーンがあって、海から敵の島が浮上し、イワンのテレポートで島に渡ったゼロゼロズが翡巫女&敵オールスターズと対峙し、これからどうなる?というところで、ギルモア博士の「石ノ森さん、わしがお話できるのはここまでじゃ」の声で、視聴者はアッサリ現実世界に引き戻されてしまうのでした。


テレビ放映時になかった萌え場面は、ニッパチ(28)コンビのちょっとした仲良しぶりですかね(サンキューv)。新能力の描写は時間が長くなった分、確かにわかりやすくなりました……今思えば、テレビ放映時、一話の時間内でよくあそこまで入れられたよなあ。イワンちゃんは、幽体離脱というか……精神だけを肉体から切り離してとばせるようになったとのことで、今回、肉体をどっかに置いたままのご登場。まあ、そんなアナタにとってみたら、確かに「体ハ 心ノ 入レ物ニスギナイ」のかもしれませんが。うむむ。

黒ゼロゼロズ Vs 邪鬼の戦闘エピソードが入ったとはいえ、大筋には新しい展開があったというわけではないので、見終わっての「まだ、あまりわからない」感はテレビ放映時とそう変わりません。当然ながら。

この時点で、まだ「神々サイド」の目的は不明。イワンも「ワカラナイ」と言っています(ここで、イワンちゃん、ちょっとうなだれたみたいに見えました。カワイイ……)。「天使編」のような、「人間は、もう、どうしょうもないから、我々の手でリセットしてやる」系の話ではと想像できなくもないのですが、明言はされていない。ゼロゼロズが、それでもヤツらとは闘わねばと考える理由は「目的が何であろうと、人の心に勝手に干渉するのは許せん」なのですね、さしあたっては。

今回、加えられた部分を見て、気にしてもしょうがないのだろうけど気になった部分といえば、ゼロゼロズの新しい能力が、厳密に言うとイワンが与えたものではなく、彼らがもともと秘めていた力であり、イワンはそれが目覚めるきっかけをつくっただけ、という説明ですね。皆さん、いつの間にどうやって、あんなとてつもない能力を形成していたのでしょうか。「イワンが新しい能力を授けた」というのだったら、何も考えず「あ、そう」で納得したところなのですが、「もともと秘めていた能力」とか言われると、「そんなケッタイな能力が、もともとあったなんてことあるかい」と、つっこんでやりたい気が。まあ、SF なんだし、これも「あ、そうなの」で流せばいいんだろうけど、なんとなく、理屈づけというか、もうちょっと説明がほしいんだがな、個人的に。

目覚めを前にしたイワンの言葉「体ハ 心ノ 入レ物ニスギナイ」「ミンナ 立チアガルンダ 心ノ中ヲ 見ツメルタメニ」は、原作『神々編』にも同様のセリフがあり(前者はハインリヒのセリフでしたが)、大事なキーワードなのでしょうが、今回のアニメで描かれている限りでの彼らの「目覚め」になじむ言葉なのかは、ちょっと疑問だったり。『神々編』では、サイボーグ達は身体的には常人以上の能力を持っているものの、「心」は普通の人間と同じなので、精神に攻撃を与えてくる「神々」には太刀打ちできない。だから「心を旅し、心のトレーニングをするのだ」という話の流れになっているわけです(この、「心の旅」がどのようなもので、その結果、サイボーグ達がどう進化したのかについては、作品が未完であるため、残念ながら、わからないのですが)。しかし、このアニメで描かれている「進化」は、多少、超能力っぽいテイストが加わっているとはいえ、基本的には従来の改造能力、攻撃能力のパワーアップであり、「心の中を見つめる」とかいう精神的な部分とはあまり関係ない気がするんですよね。なんというか、セリフと起こっている出来事のつながりが、あんまりよくないように思えるのですが……。

もちろん、まだ序章だし、ダイジェストにすぎないものを見てアレコレ言うのは早計にすぎるんでしょうけどもね。続きを見れば、わかることもあるのだろうし………と思いたい……(というか、続き、ほんとに見られるのかしら)。

いずれにしても、サイボーグ達にとって今まで(BGなど)と違ったレベルの敵である「神々」をどのように設定し、そして、それに対抗するための彼らの進化をどのような形で実現するかというあたりが、完結編の枠組みをつくる上でのキモだと思うのですが……私が SF シロウトなので想像がつかないだけなのかもしれませんが、なんだか色々と難しそうな感じがするんだよなあ。どうやって決着をつけるつもりなんだろう。話がちゃんとできているのなら、やはり見てみたいですけどね。完結した完結編を。

なんだか長くなってきたのですが、ついでにもう一つだけ、気になった些細なこと。

今回、ゼロゼロズに起きた一連の出来事を見てみると、フランソワーズだけ他のメンバーとちょっと違うんですよね。イワンが皆に「目覚めのきっかけ」を与えるよりも先に予知能力が出始めているし、「光の人」からの精神攻撃の手法も他メンバーの場合とはやや趣を異にしている。攻撃衝動の暴走も彼女には起こっていない。

3びいき者としては、このあたりに、ひょっとして何かの含みがあったりしたなら、ちょっと嬉しいところなのですが……。まあ、でも、平ゼロのことだから、制作側に特別な意図はないと思っといた方がよさそうだな。フランの邪鬼惨殺シーンがなかったのは、女の子だし、イメージ保護の観点からかもしれない。


まあ、何にせよ、こんなフランさんを見ずにすんだのは、よかったです。正直なとこ。(そういえば、ジョースキーさんって、あのニヤリ・ジョーを見ても大丈夫なのかな。それとも、やっぱりショックなんだろうか。それとか、あのピュンマなあ……)。

ということで、全然、まとまらなかったですが、感想は以上。


◆ おまけ落書き ◆