「黒い幽霊団」感想

いやー、すごいインパクトでしたね、若ギルモア。毛色が以外と濃い。ヒゲはなし。髪型が今とビミョーに違う。つか、その耳の前の一房がなんかワイルドなんですけど(顔より下へ伸びてるヤツも、もみあげって言うんだろうか)。声も若く、一人称も「ボク」でした(まあ、これは日本語の問題ですが)。でも、年寄りじゃない博士って、あの鼻があっても、ちょっと別人みたい。

面白かったです。ストーリー的にもだけど、情報として「そこが知りたい!」な部分を取り上げてくれて、よかったなと。第一世代は、なんというか、それだけで萌えますね。それに、

ジェッたんが!!!



いっぱい出ていました。さすが002。早生まれ。



ということで、ガガーリンです。大佐の名言は「地球は青かった」でしたが、これにならいますと「ギルモアは黒かった」……ベッタベタです。ごめんなさい。

野心に燃える若きギルっちは、科学アカデミーの研究生。実際に優秀だったのでしょう。「礼儀知らず」になる程、自分の能力に絶対の自信があった。でも、何ぶん若いし、ソ連という環境も色々と難しいし、自分を認めてもらえないイライラがあったようです。チャンスだった「人工心臓」の手術が失敗した失意のギルモアに誘いをかけたのが、BG でサイボーグ開発の指揮をとっていたブラウン博士。「未来は平等に訪れるものではない。資金と人材の集う所に真っ先に訪れるのだ」という、身もフタも無い殺し文句がきいてます。

で、ジェッたんの出番なのですが。すいません、この設計図、おかしいんですけど! あ、ある意味、おかしくないんですけど!

ちゃんと鼻が長い!



……失礼しました。

加速装置は、すぐに使用限界が来るプロトタイプ(これ、後々、少しは改良したんだろうな?)。緑強化服の素材もイマイチ。こんな条件で過酷な製品テストに耐えねばならないとは、初期に改造されるって、かなり気の毒。ですが、ジェッたん、どうやら優秀な試験体だったようです。001候補として最も有望と言われてます。なんか、誉められてたし。加速装置がダメになった時に、さっさとジェットに切り替えて、えらいね、みたいな。科学者が「こういう判断はロボットには無理。人間ならでは。」とか言ってるのを聞いて、私、何だか我が事のように嬉しかったです。彼に人並みな判断力があると認めてもらえたことが。まだ、この段階ではウカツ君だとか、若さ故のアレとか……そこまでは、わかりませんよね。ま、しょせん試作品だから、細かいことはいいんでしょうし。

ということで、あの4人以外にも試験体は結構いたようです。カプセルに入っていたのは、鼻の丸い成人男性だったり、髪の長い女性……だけど、フランじゃないみたいな人。

一方、ガモっちはガモっちで、別の部署で「ミュータント化計画」を担当。ミュータントって……どういう意味で使ってるんだかよくわからないが、見たところ「超能力事業部」っぽい感じ。なんだけど、こっちは業績がイマイチで予算カットされそうなんで、息子の超能力イワンちゃん・完成品を「サイボーグ事業部」へ売って、資金ゲットと……。企業だなあ、BG。さすがのギルっちも、これにはちょっと思う所があったみたいですが。……ガモ・パパが出ていった後で、ガラス割ってたイワンちゃん。かわいいけど、かわいそう……。

(ここで、代アニ。好評につき男バージョンのみにしたようです。)


CM 明け。娘の図面を引いたのはギルっちだったのですね。ブラウン博士に透視機能まで入れたことを、えらく誉められたギルっちは、すかさず「私に執刀させて下さい」……。ということで、ギルモア博士の初執刀は003。それに、博士、005の手術で倒れてから「メスが握れなくなった」って言ってませんでしたか? だとすると、フランさんはギルモア博士が自ら手術した最初で最後のサイボーグ? うわ、なんか、すごいわ。手塩にかけて造った愛娘って感じ? ……なんてスイートさもなく、あんないたいけな少女を前にしながら「わずかな哀れみの感情も起こらなかった」という、黒マックスなギルモア博士だったのでした。

ていうか、すまん、マジで5の前に4がいるのを忘れていました。あ、でも、4番の手術は、ぜひ、ブラウン博士メインってことで(……何にこだわっているのだ、私)。

さて、お待ちかねの初23! ……って、その色気のない助け方はどうよ、ジェット。

娘は初テストらしいのですが、9の時もそうだったけど、ここのテストって、ほんとに何の説明もしないで、いきなり実験場に放りこんじゃうんですよねえ。乱暴な。誰が出てくるとかも言ってくれてないし、改造能力についても、たいした説明はしてないようです。それでも、聴視覚の変化に割とすんなり順応しているらしいのが、すごいけどね。どういう技術なんだか。

ジェッたんはさすがにテスト慣れしてて、なんか余裕です。でもって、いきなり、カワイイ女の子が出て来ても、別にトキメイてないみたいだ。つまらん………私がムダにときめき過ぎですかね。 「あなたは誰?」と聞く娘に「先に礼ぐらい言ったらどうだ」なんて口きくわ、「アンタ」呼ばわりするわ、ぶっきらぼうなところが、いかにも平成ジェット。ま、そこが好きなんだけども(はいはい)。でも、ちゃんと手貸そうとしてるし(フランがためらってるのが、なんか、おかしいです)、かばってるし。いいですよ。うふふふ。

23危機一髪の所で、崖の上からミサイルぶっ放してカッコよく登場のハイン様! ここで、1234初顔合わせ。何かひらめいたらしく、4に「組もうぜ!」ともちかけるジェッたん。VIVA! 人間としての判断力。ってことで、早速の24初タッグが、これまたカッコいいです。しかし、ハインさんに予告通りの拒絶反応が。

生体部分の拒絶反応の問題がクリアできず、凍結される第一世代。別に問題なさそうだった23も、表面化してなかっただけということらしいですね。それより1も一緒に凍結しちゃったんですかね。この子も機械入れてるんだっけ? ブラウン博士とは、ここでお別れです。さようなら。

時は流れ、拒絶反応の問題がクリアされ、再開されるサイボーグ計画。005の手術に臨む、今やジイさんになったギルっちですが……スポンサーである日本のメーカーの人工心臓を使用するように言われ、手が止まってしまいます。このあたりの話運びは、なかなかうまいと思いました。ギルっちがひっかかったきっかけが、「リスクのない製品がちゃんとあるのに、性能が充分確かめられていない物を使って手術するのは無駄」という、あくまで科学者としての合理性からっていうのが、流れとして自然でよいかなと。「だから、これがテストなんですよ。クランケの生死を気にせず手術できるのが、BG のいい所でしょう」という、助手君のわかりやすい言葉に、ようやく自分がしてきたことの罪深さを認識するに至るギルモア博士。「前向きな意味のある手術」しかしたくないと思う自分。しかし、ここで自分が問題にしている「前向きな意味の有無」というのは、あくまで、手術する側にとってのことであって、試験体にしてみれば、どちらにしても、意味もなく望んでもいない手術をされてしまうことに変わりは無い。それは初めからわかりきっていたことだろう、何を今さら、気にせずやれ、という心の中の「昔の自分」に、「そんなことは…」と言いながらも、それ以上、反論できない博士。

日本製人工心臓のおかげ(?)で、いささか唐突に良心を目覚めさせてしまった博士は、そのまま目眩を起こして倒れ、以後メスをとることができなくなります。ま、それはいいんだけど、結局、その心臓は大丈夫だったんでしょうか? ジェロニモさんが心配です。

さて、6、7、8の捕獲エピソードですが……6の話は笑うところなの? この設定なら、太ってることも料理が上手いことも納得だけど。それにしても昔から火を吹く人だったとは。7は、ほぼ原作通り。街路に倒れるブリさんの横に、クビクロ似のプリティーな子犬が……というか、口まわりに不精ヒゲはやしたグレートは「のらくろ」に似ていると思いました。8は、背中から撃たれてブラックモンスター(だっけ?)に捕獲されています。ゲリラ活動での闘いぶりがよくて、目つけられてたんでしょうかね。ああ、イヤだ。

ということで、悔い改めたギルモア博士は試作品サイボーグを連れて BG を脱出することにしたのです。いや、すごい行動力ですな、この年にして……。

001の「目ヲサマセ」以下、一話に続く。

面白かったのですが、欲を言えば、もうちょっと早く見たかったですね、こういうの。とりあえず、来週からに期待。




「英雄の条件」チックだけど、妄想じゃありませんことよ!