「闘いの未来」感想

やっと「子供達は闘うと死ぬ」ことを説明されるジェッたん。しかし、そんなバカなことがあるかいと、全く、お構いなしに戦いを迫ります。すごい剣幕(いつものことだが)に皆びっくり。フランさんは、コイツは手で押さえないとダメだと思ったようです。愛はないが、絵的にはオイシイ2ショット。

「やってみる」と健気なパルくん。001と協力して金平糖のバリアに穴を開けます……が、こんな、お手伝い程度でも倒れてしまうのでした。攻撃終了後の9番、また地面の上にのびて女性ファンを喜ばすのかと思いきや、今回は水中落ちでした。

そして、お約束のように、いきなり寝てしまう1番。お疲れさま。

皆さん、いったんお家に帰ったもよう。でも、すぐ「パル君たちの世界」へお出かけです。そうそう、今回、宇宙人じゃなくて異次元人なんでしたっけね、この子たち。そもそも、異次元って何なのかわからないんですが。他の宇宙のこと? パラレルワールド? いいんだけどさ。「よその世界にまで戦いにいくの」と、うんざりの3番。気持ちはわからんでもないが、ほっといたら地球が危ないじゃんよ……と、思ったら、ジェットさん、「やるのはお前らだぜ」と子供におどしかけてます。口に出さずに心でってところが、コワイですよ。まあ、ゼロゼロさん達の今回のお仕事は、捕われた大人の救出と、異次元人達が自分達で戦えるように目覚めさせること、らしいですが……もし、異次元人が目覚めなかったり、それこそショックで死んじゃったりしたら、金平糖にサクサクやられちゃうだけですよね。すごい賭けじゃないですか? 最悪の場合は逃げ足の速さにかけるつもりだったのだろうか。それだって、自力じゃ地球に戻れないだろうに。

ナスカ地上絵形になった飛行船にのって出発……したと思ったら、いきなり敵の接近。自分をテレポートしろとパルに迫るジェッたん。「オレは充分、冷静だ!」って言ったって説得力まるでナシ。つい、止めに入ろうとするフランをジョーがとめるのが、なんか面白かったです。ジョーさん、ジェットには何か考えがあるのだと思ったのでしょうか。だとしたら、大したもんだが。

脅しがきいたのか、テレポート成功です。ジェッたん、見せ場ですね! ふっとばされてもジェット噴射があるから、ジョーみたいにずぶぬれにならなくていいですね。

倒れたパルを抱きかかえている、やさしい人は……3番と思いきや、4番でした。兄さん!

「やればできるじゃねぇか!」……てとこで、CM です。

(DVD宣伝。ナレーションがフランだったので、まだ vol.2 の宣伝かいと思ったら、vol.3 だったですが……
うっきゃあ!! ジャケ絵が!!!!
もう、パッケージで買わせようっていうの
ミエミエ!!!!


ちきしょう、でも買っちゃうんだよ。もう……。あのあたり、話あんまり好きじゃないのにさ。ちぇっ……。)


ジェッたんは子供達に力を出させようと、ワザとあんなに脅しをかけたらしいです。ワザとも何も、アナタにはもとからあの手しかないような気がするのですが。というか、「こういう場合、てっとり早くきくのは恐怖だ」……チンピラの考え方ってコワイですね。しゃべりはじめたキッカケもそうだった、などと、ちょっとは考察もするようです。ところで、「これはお前が適役だな」というグレートのコメントが、脚本家の自画自賛に聞こえました。4から2に変えたことについての。どうもすいません。

グレートがなんだか色々言っているうちに(「倫敦の霧」予告なみに、何言ってるかわからなかった)、もう着いてしまいました、パル君たちの世界……って、マチュピチュ、でしたっけ? まずは、つかまってる連中を助けるんだろ?と「わかってるぜ」な4番さん。そして、2番に「子供たちを頼む」と言う一方で、しっかりお目付役に5番を指名……。やっぱり、アナタがリーダーなのね。

ということで、捕虜収容所にやって来ました。見張りロボットが素敵なデザインです。攻撃者を想定してない……言われてみりゃ、そうですね。じゃ、行きますか、というところで出ました金平糖。とりあえず走って逃げる……しかないんだよね。大変。グレートさん、さすがに「自分の意志で細胞の配列を変えることができる」だけのことはあります。フランさんを助けるためにステキなピンク色のソファに変身。究極の73です。

パル君、またしても、兄貴に迫られてます。こうなったら腕ずくしかないのかって言ってますよ! 腕ずくって何をやるつもりでしょうか。やっぱり筋金入りの不良の言うことは違います。パル君も、よく気絶しないな。さすがに止めに入るジェロさん。「恐怖心で覚醒するなら、ここで侵略者に襲われた全員、覚醒していいはずだろう」と言われて、私も、あっそうかと思いました。考察力足りないなあ……。

ここからのジェットとパルのシーンは、息がつまりました。必死なのは、よくわかった。森久保も熱演、お疲れ様。ストリート・チルドレンの回想、無抵抗になっている子供達を歯がゆく思うジェットの気持ち、それがパル達にだぶるという設定、描写はよかったと思いました。そんな中で、自分のために戦うことを覚えたジェッたんが、あんな人(ははは)になったというのも、なんとなくうかがえるし。が……「脅されても断れない。ただ、黙ってカオを見てるだけで、助けを求めることすらしない」……とか言ってないで、気がついた時は助けてやったらどうだ(回想シーン)。

結局、子供達をうごかしたのは、必死で彼らを救おうとしたジェットの心、だったそうです。あの、もの凄い形相の人に、ああいう風に怒鳴られ続けながら、恐怖心を抱くのではなく「救おうとする気持ち」を汲み取ったとは、スゴイ子供だな……と思ったが、精神感応力があったんでしたね。

しかし、その後の順応力の高さも、さすがに子供。「攻撃、攻撃、攻撃……」は、マジで恐かったです。ビジュアル的にも。

それにしても、地上組だったメンバーは、この一連の感動シーンを見られなくて残念でしたね。

すっかり自信をつけて、故郷の復興のために帰っていく子供達。口調もすっかりハキハキと。がんばってください。そして、地球に攻めてくるのだけは、やめてくださいね。そちらの次元の人々に攻められたら、私達、ひとたまりもないです。

かつての敵機と同じカブトガニ型になって帰っていく船。象徴的なシーンです。まあ、あとは原作通り、フランソワーズの「本当にこれでよかったのかしら云々」でシメですね。こういうことを言うのは、まあ、この人の役なんだろうな。事件の流れからいったら、一方的にやられるしかなかった弱い存在が、戦うことを覚えて自らを守ることができるようになった、めでたしめでたしであって、実際に苦しい戦いをともにした彼らが、ああ、これでよかったと思うのも当然です。そこを、あえて、やっぱり一言言わせるとなると、フランに振るのがいいんですかね。誰かが言わなきゃ、話としてつまらないし。

ただ、原作もあるんであれですけど、今回の場合、このセリフは、子供達が覚醒しはじめて「攻撃、攻撃」に至る過程を目の当たりにしていたジェロニモさんに言わせてもよかったんじゃないかと思いました。その方が、重みが出そうっていうか。フランだと、せっかくのセリフも、「いつもの戦いギライが、また出た」ってだけの感じになりかねないし(実際、それもあるんだろうけどね)。

それにしても、島村くんの存在感が、また更に薄まったような気がしますねえ。あとは……この件で、ジェッたんに対するフランソワーズの認識は、すっかり「乱暴者」で定着したと思われます。ああ、23は遠くなったなあ。