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私はそっと後ろで生命の青い炎をたたえ続ける“相棒”に手を添えた。
私がこの役目をあの方達から授かった時、共に創造された“相棒”・・・・・・
この青い炎から、私はこれまでに5つの種族を創造してきた・・・・・・
ダナン神族・・・・・・巨人族・・・・・・爬虫類族・・・・・・水棲族・・・・・・そして、人間族・・・・・・
全ては、あの方達が、満足する為。
そう自分に言い聞かせて、私は一つの種族を作り、
その4000年後にその種族に滅びを与え、新しい種族を作ってきた。
そしてこれからもその繰り返しだと思っていた・・・・・・。
人間族は、今までと違う。
滅びまでの残り時間はあと二週間余りと言う所で、
その身にジェイドを持つ者が4人も現われ、
彼らは滅びの回避の為に精力的に動き、
今も二人がこのシュミセンヘたどり着いている。
そして一人は遥か月のメイファ様の所だ・・・・・・
あの方達も、ついに最後のお一人になってしまった。
あの方達はそれを望んでいるのだろうが・・・・・・
あの方達が滅んだ後、
残された私は、“ガフ”は、一体どうなるのだろう・・・・・・。
新たな種族のルドラも滅ぼされた。
もう、新しい種族を作る必要は無くなる・・・・・・?
私達は、滅びの道を進むのか?
ジェイドの一つが、こちらに向かっている。
このジェイドの雰囲気は・・・・・・巨人族のルドラに持たせたジェイド・・・・・・
シオンとか言う勇猛な戦士か。
ガフよ・・・・・・これが最初で最後だ。
私の我侭を聞いてくれるか・・・・・・?
私は、自分の力で証明を立てたい・・・・・・
「私」と言う存在が、この世に生きていたと言う証明を・・・・・・
そしてこれからも生きてもいいと言う証明を。
不意にガフの青い炎が激しく燃え上がる。
・・・・・・そうか。私の我侭を聞いてくれるか・・・・・・
「すばらしい・・・・・・まさに『サイゾウ様』の生まれ変わり・・・・・・」
意識が飛んでいく。
失血が激しく、何度も体を押しつぶされたので体中がきしんでいる。
私は、負けたのだ。
「『サイゾウ』!? 俺達をここに導いたヤツか!! おい! アイツは何者なんだ!」
シオンとか言うジェイドを宿した人間族の戦士が
倒れた私の胸倉を掴んで一気に捲し立てる。
遥か遠い日、こんな光景を見たような気がするな・・・・・・
「四勇者の一人・・・・・・お前達人間はあの方達に良く似ているな・・・・・・」
私は自分でも情けないほど力無い笑みを顔に浮かべて言った。
横目でガフを見ると、その青い焔が激しく燃えている。
《私》をその焔のうちに取り込んでくれると言うのだろう・・・・・・
不意に体が軽くなり、
《ゴモラ》と言う存在を作っていたモノが、青い光となっていくのが分かる。
目が霞み、シオン達の声が遠くになる。
私のコトバは、一体どこまで彼らに届いただろうか・・・・・・・・・・・・?
ガフよ・・・・・・長い間、私のようなものに従ってくれてありがとう・・・・・・
これから、私は、どのような存在に生まれ変わるのだろう・・・・・・?
願わくば・・・・・・人間と言う種族を、もう少し見ていたかったが・・・・・・
もし・・・・・・・・・・・・許されるなら・・・・・・・・・・・・
もう、少しだけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by 紫龍sama |
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