安い方がいいのか? ということ
 池島炭坑が閉山する。

 これで、九州から、炭坑がなくなり、さらにもう一つの炭坑である北海道の太平洋炭鑛も来年閉山が検討されていて、恐らく、今年度中に日本から炭鉱は無くなる。

 炭鉱は日本の産業(工業)を近代化し、戦後の経済復興を支えた。
 さらに、日本が自前で確保できるほぼ唯一のエネルギー源だ。

 でも、この国内で掘り出される石炭が高いのだ。
 国策で石炭産業が保護され、さらに採炭をギリギリまで合理化しても、海外からの輸入炭の3倍の値段がする。

 つまり、日本は、経済性を優先し、自前のエネルギー源と、採炭・(保安)技術を捨てたのだ。

 いいのか?ホントに?

 以前、デフレや、安い輸入物の影響で、職人さんの仕事が成り立たなくなった、とここで書いた。
 それは取りも直さず、営々と受け継がれてきた『貴重な技』が失われる事を意味する。

 世界大戦が再び起こると言う想像はしたくはないが、『自由経済主義』一辺倒になってしまうと、いざと言う時に自前で、エネルギーや食料を確保できなくなるのではないか、と心配になってしまう。
 さらに、労働力の安い国から、物を買うということを続けていると、最果てのないデフレと、南北の貧困の差は埋まらないのではないか、と素人ながら危惧もするのです。

 でも、私も含めて、皆、きっと、物は安く買いたいと思っている。(昨日もそう書いた)
 さらに、資源はリサイクルした方がいいに決まってる、と思っている。でも、ゴミの細かい分別や、なるべく少なくするという作業は面倒くさい。
 二酸化炭素の放出も抑えたほうがいいに決まってる。でも、だからといって、化石燃料を燃やすことを少しでも抑えようとか省エネに務めようとはしない。

 古い言い方ですが「塵も積もればなんとやら・・・」なんですよね。
 ミクロな人間活動の積み重ねが、マクロになってるとわかっていても、ミクロの活動をちょっとづつ変え様とは、なかなか意識できないのですね。やっぱり。

 どうすりゃ、いいんでしょうねぇ。

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