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「掘りたて恐竜展」が始まり、私も取材させてもらった。会場には中国重慶自然博物館所蔵の恐竜の化石が約70点展示されている。長崎市科学館と我が社の共催企画だ。
今回、科学館で、恐竜の学術的な面でお世話をされている指導主事の(元)小学校教員Mさんにいろいろお話を伺った。
恐竜というと、なぜ、滅んだか。という点にどうしても興味がいく。
これには隕石の衝突だとか、諸説ある。
しかし、いずれにしろ『何らかの環境の変化』に適応できず、絶滅したというのはほぼ間違いない。
地球上では、6千万年前に恐竜が絶滅し、乳類が全盛を迎え、人類が文明を築いている訳で、どうしても人類は進化した「優れた」種なのだ、という思いに至ってしまう。
でも、よくよくMさんの話を聞いて驚いた。
恐竜が生きた時期がおよそ1億6千万年。人類は長く見積もってもわずか500万年なのだそうだ。人類は恐竜たちの10分の1も生きていないのだ。
つまり、恐竜は地球環境に適応できずに滅んだのではなく、逆に「進化を繰り返しながら、1億6千万年も環境に適応できた生物」とも言えるのではないか、と。
人は1日1日、いろんな喜びだとか悲しみを積み重ねて生きている。
そして、70年か80年すればその生命は終わり。そして次の世代へと命を引き継いでいく。
その積み重ねが、1世紀になり、2千年になり、500万年だ。
そして、その中の、わずか100年ほどの間に、人類は、自らを絶滅させ、地球そのものを破壊できるほどの「兵器」を持ち、急速な地球環境の激変を招いている。
そして今後100年、生きられるのかと心配している。
一体、なんなのだろう。
時という流れのスケールの違いを、しみじみ感じる恐竜たちとの出逢いだった。
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